虫歯治療
こんなお悩みありませんか?

「歯がしみる」「噛むと痛い」「歯に黒い点がある」これらの症状に心当たりはありませんか?もしかすると、それは虫歯の初期症状かもしれません。特に、忙しい毎日の中で歯の不調を見過ごしてしまうことも多いかと思います。しかし、虫歯は自然に治ることはなく、放置するとさらに深刻な問題を引き起こします。
虫歯を放置すると起こるリスク

虫歯の症状を「まだ痛くないから」と放置していませんか?虫歯は放置すればするほど進行し、その影響は歯だけにとどまりません。放置された虫歯は、やがて深刻なリスクを招く原因となります。
まず、虫歯が進行すると歯の表面のエナメル質が溶かされ、内部の象牙質や歯髄(神経)にまで達します。この段階になると、冷たいものや甘いものに敏感になり、しみるようになります。さらに進行すると、痛みが強くなり、何もしなくてもズキズキと痛みを感じるようになるでしょう。こうした痛みは、日常生活に大きな支障をきたし、睡眠不足やストレスの原因にもなります。
最も深刻なのは、虫歯が歯の根まで進行した場合です。この状態では、神経が死んでしまうため、一時的に痛みはなくなるかもしれませんが、歯根部に膿がたまる「根尖病巣」が形成されることがあります。この病巣は、再び激しい痛みを引き起こすだけでなく、放置すると周囲の骨を溶かし、最終的には歯を支える歯槽骨が失われ、歯が抜け落ちることになります。
さらに、虫歯による感染が全身に広がるリスクも無視できません。虫歯菌が血管を通じて体内に入り込むと、心臓や肺、脳などの重要な臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。このため、虫歯を放置することは、単なる歯の問題にとどまらず、全身の健康リスクへと発展する恐れがあるのです。
特にお子様の場合、虫歯を放置すると将来の歯並びや発音にも影響を及ぼすことがあります。乳歯の虫歯が進行すると、永久歯の萌出に悪影響を与え、歯列不正や噛み合わせの問題を引き起こす可能性があります。
虫歯について

虫歯は、ミュータンス菌などの口腔内細菌が糖質を取り込むことで酸を生成し、その酸が歯を溶かしてしまう病気です。虫歯は、歯のエナメル質や象牙質を侵食し、最終的には歯髄(しずい)にまで達することがあります。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうため、定期的な歯科検診が重要です。
虫歯が発生するメカニズムは、口腔内の細菌と糖質の関係が密接に絡んでいます。食事や飲み物に含まれる糖質は、口腔内の細菌にとっての栄養源です。この細菌が糖質を分解して酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かし始めます。これを「脱灰」と呼びますが、唾液による自然な再石灰化が間に合わない場合、脱灰が進行し、やがて虫歯へと発展します。
虫歯の進行は以下の段階で進みます。最初は、エナメル質が酸によってわずかに溶け始める「初期虫歯(C0)」の状態です。この段階ではまだ穴は開いておらず、ブラッシングやフッ素によるケアで再石灰化を促すことが可能です。次に、エナメル質に穴が開き、象牙質にまで達する「C1」から「C2」の段階に進行します。この段階では冷たいものがしみるようになり、痛みを感じることもあります。
さらに虫歯が進行すると、歯の神経にまで達する「C3」の段階となります。ここまで進むと、強い痛みを感じるようになり、根管治療が必要になります。最終的に、虫歯が歯根部にまで及ぶ「C4」の段階では、歯が崩壊し、抜歯が必要になるケースも少なくありません。
お子様の場合、特に乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいことが特徴です。そのため、早期発見と予防が特に重要です。定期的な歯科検診や正しいブラッシング習慣の確立、フッ素塗布による虫歯予防が効果的です。
虫歯の段階とその治療法

虫歯は、その進行度によって治療法が異なります。初期の段階で発見されれば、治療は比較的簡単に行える一方で、進行が進むほど治療は複雑になり、歯の保存が難しくなることがあります。ここでは、虫歯の進行段階とそれに応じた治療法について詳しく説明します。
1. 初期虫歯(C0)

虫歯の最初の段階では、歯の表面のエナメル質が酸によってわずかに溶け始める「脱灰」が起こります。この状態ではまだ歯に穴が開いておらず、見た目にも大きな変化はありませんが、歯の表面が白く濁ったように見えることがあります。この段階での治療は、基本的には予防的なものです。ブラッシング指導やフッ素塗布によって再石灰化を促し、虫歯の進行を防ぐことが可能です。
2. エナメル質の虫歯(C1)

虫歯が進行し、エナメル質に小さな穴が開いた状態です。この段階ではまだ痛みを感じることは少ないですが、歯の表面に黒ずみや白濁が見られることがあります。治療法としては、虫歯部分を削り、レジン(歯科用の樹脂)を詰めることで治療が完了します。この段階で治療を行うことで、虫歯の進行を食い止めることができます。
3. 象牙質の虫歯(C2)

虫歯がエナメル質を越えて象牙質にまで達すると、冷たいものや甘いものがしみると感じることが多くなります。この段階では、虫歯が進行しているため、より深い部分まで削る必要があります。治療方法としては、虫歯の範囲によって、詰め物(インレー)やクラウン(被せ物)を使用して歯を修復します。象牙質にまで進行した虫歯は、放置するとさらに神経に達するリスクが高まるため、早めの治療が重要です。
4. 歯髄まで達した虫歯(C3)

虫歯が進行し、歯の神経(歯髄)にまで到達すると、激しい痛みを感じるようになります。この段階では、神経を取り除く根管治療が必要になります。根管治療では、虫歯菌によって感染した神経を除去し、根管内を清掃・消毒して薬剤を詰める処置を行います。最終的には、クラウンを被せて歯を保護し、再発を防ぎます。
5. 歯根まで達した虫歯(C4)

虫歯がさらに進行し、歯の大部分が溶けてなくなり、歯根だけが残った状態です。この段階では、歯髄が死んでしまうため、痛みは感じなくなることが多いですが、歯根部に膿がたまり、再び激しい痛みを引き起こすことがあります。この場合、多くの場合は抜歯が必要となり、その後はインプラントやブリッジ、入れ歯などで失った歯を補う治療が行われます。
東大和市で選ばれる理由は精密な虫歯診断

虫歯治療で最も大切なのは、「見逃さないこと」と「削りすぎないこと」です。
そのためには、肉眼だけに頼らず、歯の状態を“どれだけ正確に把握できるか”が治療の質を大きく左右します。
松本デンタルオフィスforキッズ東大和では、拡大視野で細かな変化まで捉える診断と、
科学的根拠に基づくデジタル機器による“見える診療”を重ねることで、小さなむし歯も初期段階で発見し、患者様の歯を少しでも長く残す治療を行っています。
歯科医療は、診断精度がそのまま治療の結果に直結します。
だからこそ、当院では設備投資と技術研鑽を惜しまず、精密診断の水準を高く保っています。
拡大視野(ルーペ・マイクロスコープ)による正確な診断
一般的な肉眼で見えるのは、お口の中の“ほんの一部”に過ぎません。
むし歯の入り口は1〜2mmと非常に小さく、初期むし歯は色調の変化もわずか。肉眼だけでは見逃しが起こりやすくなります。
そこで当院では、
● 高倍率ルーペ(拡大鏡)
● マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
を活用し、肉眼の数倍〜20倍以上の拡大視野で診療を行っています。
▼拡大視野診療のメリット
- 初期むし歯(C0・C1)を早期発見できる
- 健康な歯を削らず最小限の治療で済む
- 詰め物・被せ物の適合精度が高まる
- 再発リスク(2次むし歯)を大幅に抑えられる
特にお子さまの歯はエナメル質が薄いため、むし歯の進行が早い傾向にあります。
早期発見・早期治療は「痛くない治療」にも繋がります。
マイクロスコープを導入している歯科医院は全国でもまだ多くありません。
東大和市で精密なむし歯治療を希望される方にこそ、当院の診断技術を活かしていただきたいと考えています。
レントゲン・口腔内カメラで見える化
むし歯診断は、目で見るだけでは不十分です。
特に、歯と歯の間や詰め物の内部にできたむし歯は、肉眼では判断ができません。
当院では以下のデジタル機器を組み合わせ、「見える診療」を徹底しています。
▼① デジタルレントゲン
放射線量が少なく、歯の内部・神経の状態・骨の状態まで確認できます。
歯の隙間にできたむし歯(隣接面う蝕)や深さの診断に欠かせません。
▼② 口腔内カメラ(高画質)
患者様ご自身が、お口の状態をリアルタイムで確認できます。
「どこに虫歯があるのか」「どれくらい進行しているのか」が明確になり、治療の必要性を理解しやすくなります。
▼③ モニターでの情報共有
診療台に設置されたモニターで、レントゲン画像・カメラ画像を一緒に確認。
視覚的に分かりやすいため、不安を抱えたまま治療に進むことがありません。
見える化は“安心して治療を受けられる環境づくり”
患者様にとって、歯科治療は専門用語が多く分かりにくいものです。
当院では、診断内容や治療方針を「見て理解できる」状態にすることで、
不安を解消しながら、一人ひとりに合った最適な治療方針を一緒に考えていきます。
精密診断は「歯を残す治療」の第一歩
むし歯治療は「削ること」ではなく、
“どれだけ削らずに済むか”
“どれだけ再発を防げるか”
が最も重要です。
そのためには、正確な診断が何より大切です。
できるだけ削らない・痛みを最小限にする治療への取り組み

虫歯治療に対して、「削られそうで怖い」「麻酔が痛いのでは…」と不安を抱える患者様は少なくありません。
当院では、こうした不安を一つずつ取り除きながら、“できる限り痛くない・怖くない治療”を提供することを大切にしています。
歯科医療は日々進化しており、現在では「歯を削る治療」から「歯を守る治療」へと大きくシフトしています。
特に、当院が重視しているのは Minimal Intervention(MI)=最小限の侵襲で歯を守る治療 という考え方です。
削る量を最小限に抑えれば、歯の寿命は確実に延びます。
また、痛みを抑えた麻酔を徹底することで、お子さまから大人の方まで安心して治療を受けていただける環境を整えています。
麻酔の痛みを抑えるための工夫
「麻酔が痛くて苦手」という声は、歯科への通院をためらう理由のひとつです。
そこで当院では、麻酔の痛みを限りなく小さくするために、次のような工夫を行っています。
① 表面麻酔で“針を刺す瞬間の痛み”を軽減
針を刺す前に、歯ぐきの表面にジェル状の麻酔を塗布し、表面をしっかりと麻痺させます。
このひと手間を行うことで、針を刺す瞬間の「チクッ」とした痛みをほとんど感じずに済みます。
② 極細の針を使用し、組織へのダメージを最小限に
当院では、医療機器の中でも痛みを抑える効果が高い“極細の注射針”を採用しています。
針が細ければ細いほど、痛みは大きく軽減されます。
③ 麻酔液の温度調整で“しみる感じ”を抑える
麻酔液の温度が低いと、体温との温度差で注入時に不快感が生じます。
当院では麻酔液を体温に近い温度に温め、刺激を抑えた状態で使用しています。
④ 注入速度をゆっくりと一定に保つ
麻酔の痛みは、薬液が一気に流れ込むことで起こります。
そのため、当院では電動麻酔器を用いて“ゆっくり・一定の速度”で注入。
痛みの原因を根本から抑えた、やさしい麻酔を実現しています。
技術だけではなく、「怖くないですよ」「今ここを処置していますね」といった声かけも大切にしています。
患者様の表情や緊張状態を確認しながら治療を進めるため、痛みの不安を抱く方にも安心していただけます。
MI(Minimal Intervention)治療の実践
MIとは、「歯をできるだけ削らずに、健康な部分を守る治療」 のことです。
松本デンタルオフィスforキッズ東大和では、このMIの考え方を診療の中心に据えています。
虫歯の治療というと「削る」「詰める」というイメージを持たれがちですが、現在の歯科医療では、削る量を最小限に抑えられる治療技術が確立されています。
① 拡大視野で虫歯の範囲を正確に見極める
ルーペやマイクロスコープを用いて、虫歯の境界を詳細に確認。
健康な歯質を削りすぎるリスクを抑え、必要最小限の処置にとどめます。
② 初期むし歯は“削らず再石灰化を促す”
C0〜小さなC1など、初期段階の虫歯は削らずに治せる場合があります。
フッ素塗布、ブラッシング指導、生活習慣の改善を組み合わせて自然修復(再石灰化)を促進。これもMI治療の重要な要素です。
③ コンポジットレジンによる最小限の修復
削る必要がある場合も、
・削る量を最小限に
・白い樹脂(レジン)で自然な仕上がりに
を心がけています。
歯へのダメージが少なく、治療後の再発リスクも軽減できます。
④ 歯の寿命を延ばす「長期的な視点」
MIは「今だけの治療」ではなく、「10年後・20年後の健康」を守る治療です。
歯は一度大きく削ると、再発→さらに削る→神経を取る→抜歯…と負の連鎖になりやすいため、最初の治療を最小限に抑えることが、将来の大きな差につながります。
虫歯から神経を守る治療・神経を残すための工夫

虫歯治療において、もっとも重要なことの一つが “歯の神経(歯髄)をできる限り残すこと”です。
神経は痛みを感じるために存在しているだけではなく、歯に栄養を届け、歯の強度を保つうえで欠かせない大切な組織です。
神経を失った歯は、栄養供給が途絶えることで徐々にもろくなり、将来的に割れたり欠けたりするリスクが高くなります。
つまり、神経を残すこと=歯の寿命を延ばすことにつながります。
松本デンタルオフィスforキッズ東大和では、「削りすぎない」「神経を残す可能性を最大限に高める」という治療方針のもと、精密な診断と痛みを抑えた処置を行っています。
覆髄治療(MTAなど)でなるべく神経を残す
虫歯が内部へ進行すると、神経に近い部分まで感染が及んでしまうことがあります。
しかし、この段階でも神経が完全に感染していない場合、神経を残せる可能性があります。
当院で行っているのが、神経を保護するための 覆髄(ふくずい)治療です。
●覆髄治療とは?
虫歯を慎重に除去した後、神経に近い部分へ
MTA(高い生体親和性をもつ歯科用の特殊セメント)を置き、神経を刺激から守り、自然治癒を促す治療です。
MTAは
・神経を刺激しにくい
・細菌が侵入しにくい
・歯の内部を安定化させる
という特徴があり、神経を残す治療として世界的に評価の高い材料です。
●覆髄治療のメリット
・神経を残せる可能性が高くなる
・治療後の歯の寿命が延びる
・痛みが少ない
・根管治療(神経を取る治療)を回避できる場合がある
お子さまの乳歯・生えたばかりの永久歯は神経が大きく、覆髄治療で回復が期待できるケースが特に多いのが特徴です。
神経を取らずに済む可能性が高まる診断と治療
神経を残せるかどうかは、虫歯の正確な診断と、どこまで細かく感染部位を見極められるかが非常に重要です。
そのため当院では、
・マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
・高倍率ルーペ
・デジタルレントゲン
・口腔内カメラ
これらを組み合わせ、精密な診断を行っています。
●① 精密診断で神経を救えるケースを見逃さない
肉眼では確認できない小さな虫歯の入り口や、神経との距離を拡大視野で判断することで、
「削りすぎて神経に触れてしまった」というリスクを避けられます。
診断精度を高めることで、神経を残せる可能性が大きく変わります。
●② 感染している部分だけを最小限に削る
当院が徹底しているのは、
“健康な部分はできるだけ残し、感染したところだけを取り除く”
というミニマルインターベンション(MI)の考え方です。
この丁寧な処置が、
・神経への負担を最小限に
・歯を守る治療の成功率を向上
につながります。
●③ 神経の状態を見極めながら、その場で判断
治療中には、「神経がまだ生きているか」「炎症がどの程度か」を慎重に確認し、患者様に状況をご説明しながら治療方針を決定します。
不必要に神経を取るようなことはありません。
可能性がある限り、神経を残す治療を優先します。
根管治療が必要なケースと当院のアプローチ

虫歯が神経まで進行すると、歯の内部に細菌が入り込み、強い痛みや腫れを伴うことがあります。
このような場合に行うのが 根管治療(こんかんちりょう) です。
根管治療は「歯の神経を取る治療」と説明されることが多いのですが、実際には、感染した神経や細菌を取り除き、再発を防ぎながら歯を残すための精密治療です。
神経を失った歯でも、正確な根管治療を行うことで、長期間しっかり噛める状態を維持できます。当院では歯科顕微鏡(マイクロスコープ)やラバーダムを用いた安全性の高い治療に取り組み、小さなお子さまから大人の患者様まで安心して治療を受けていただける環境を整えています。
根管治療とは?
根管治療とは、虫歯が深く進行し、歯の内部にある神経(歯髄)が炎症を起こした際に行う治療です。歯の神経がダメージを受けると、
・激しい痛み
・歯ぐきの腫れ
・噛むと響く
・温度刺激による強い痛み
などの症状が現れ、放置すると歯の根に膿が溜まってしまうこともあります。
●根管治療の手順
- 痛んだ神経を取り除く
- 歯の内部をきれいに消毒する
- 細菌が侵入しないように薬剤で密閉する
- 被せ物を作り、歯を補強する
根管治療は非常に細かい作業で、歯の根は複雑な形をしているため、
精度の差が再発率(治療の成功率)に直結します。
当院ではこの治療を“肉眼ではなく拡大視野”で行い、極めて精密な処置を可能にしています。
再発を防ぐための精密治療(ラバーダム・NiTiファイル・マイクロ活用)
根管治療で最も大切なことは、治療後の再感染を防ぐことです。
ほんのわずかな細菌が入り込むだけでも再発してしまうため、当院では以下の器具・機材を組み合わせて治療精度を高めています。
① ラバーダム防湿で細菌の侵入を徹底的にブロック
ラバーダムとは、治療する歯だけを露出させる薄いシートです。
唾液に含まれる細菌が歯の内部に入り込むのを防ぐため、根管治療には欠かせない器具です。
ラバーダムを使用することで、
・無菌的な環境で治療が可能
・薬液が口の中に漏れない
・治療の精度が安定する
といった多くのメリットがあります。
② NiTiファイルで複雑な根の形にも対応
歯の根の形は患者様によって異なり、細かったり曲がっていたりすることもあります。
そこで当院が活用しているのが NiTi(ニッケルチタン)ファイル** です。
NiTiファイルはしなやかで折れにくく、複雑な形の根管にも柔軟に沿って動くため、奥深い細菌までしっかり取り除くことができます。
③ マイクロスコープで内部を拡大しながら精密に治療
根管は非常に細く、肉眼では確認できないほど繊細です。
そのため、当院ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、治療部位を何倍にも拡大して処置を行います。
これにより、
・破折線(ヒビ)
・隠れた根管
・感染部位の見落とし
を回避し、再発リスクを大幅に低減します。
精密な根管治療も専門の医師が対応
松本デンタルオフィスforキッズ東大和では、根管治療に精通した歯科医師が診療を担当します。
根管治療は専門性が非常に高く、成功率を上げるためには、
・マイクロの使用経験
・根管形態の理解
・無菌状態の維持
といった高度なスキルが必要です。
当院では専門性の高い歯科医師が、患者様お一人おひとりの歯の状況に合わせて最適な治療法を選択し、将来を見据えた治療プランをご提案します。
治療後も予防歯科・メインテナンスを重視し、根管治療後の歯を長期的に守るためのサポートを行っています。
詰め物・被せ物の種類と選び方(審美・強度・再発防止の観点)

虫歯治療では、虫歯の部分を取り除いたあと、歯の欠損を補うために「詰め物」や「被せ物」を装着します。
この補綴物の選び方は、治療後の見た目・強度・将来の再発(2次むし歯)に大きく影響します。
同じ虫歯治療でも、材料によって「どれだけ長持ちするか」「再治療になるリスク」が大きく変わるため、患者様ご自身が特徴を理解し、納得できる方法を選ぶことが非常に重要です。
松本デンタルオフィスforキッズ東大和では、単に“詰める・かぶせる”のではなく、
将来を見据えて 歯の寿命が延びる治療を重視しています。
保険診療で使用できる材料と、審美性・耐久性に優れた自由診療の違いをわかりやすくご説明いたします。
保険で可能な治療、再発率を考えると自由診療の方が良い理由
保険診療では、レジン(白い樹脂)や金属など、国が定めた材料を使用します。
費用を抑えられる点が魅力ですが、虫歯の再発リスクや見た目の自然さを考えると、自由診療(自費治療)に比べてデメリットも存在します。
●① レジン(保険の白い詰め物)の特徴
・初期の小さな虫歯に適している
・白くて目立ちにくい
・費用を抑えられる
しかし、
・時間とともに変色する
・すり減りやすい
・歯との適合がシビアで“隙間”ができやすい
という性質があり、この隙間に細菌が入り込むことで二次むし歯のリスクが生まれます。
●② 保険の金属(銀歯)の特徴
・強度が高く割れにくい
・費用が抑えられる
一方で、
・見た目が大きく目立つ
・金属アレルギーの可能性
・銀歯の“温度変化の伸び縮み”で歯との間に隙間が生じ、再発しやすい
などの問題があります。
特に、銀歯は再治療率が高いことが国内外の多くのデータで明らかになっており、治療した直後は良くても、数年後に再び虫歯になるケースが珍しくありません。
●自由診療が“歯を長持ちさせたい方”に選ばれる理由
自由診療では材料の制限がなく、
・歯との適合精度
・耐久性
・審美性
が非常に高い補綴物を選べます。
生涯を通じて考えると、再治療の回数を減らせる=歯を守れるという点で大きなメリットがあります。
セラミック治療で再発リスクを下げる
当院で特におすすめしているのが、金属を使用しないセラミック治療です。
セラミックは見た目が美しいだけではなく、虫歯の再発を予防しやすいという点で非常に優れており、「東大和で虫歯をしっかり治したい」「長持ちする治療がしたい」という患者様に選ばれています。
●①歯とぴったり密着する“高い適合性”
セラミックは歯との密着度が非常に高く、境目の隙間がほとんどできません。
細菌が入り込むスペースが少ないため、二次むし歯の発生率が大幅に下がります。
●②汚れがつきにくく、清潔に保ちやすい
セラミックは表面が滑らかで、プラーク(歯垢)がつきにくい特徴があります。
そのため、日々の歯磨きやメインテナンスで清潔を保ちやすく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
●③見た目が自然で美しい
天然の歯のような透明感があるため、治療した部分がほとんどわからない自然な仕上がりになります。
前歯だけでなく奥歯でも審美性を保てるため、幅広い年代の方に選ばれています。
●④ 金属を使わないためアレルギーの心配がない
金属アレルギーの不安がある方でも安心して使用できる点も、セラミックの大きなメリットです。
虫歯治療は、一度治せば終わりではありません。詰め物・被せ物の選択は“歯の未来を決める大切な選択”補綴物の選び方によって、再発のしやすさ/見た目/歯の寿命が大きく変わってきます。
治療後もお口の継続管理で虫歯を予防

虫歯治療が終わったからといって、安心してしまってはいけません。治療後こそ、お口の中の継続的な管理が重要です。虫歯が再発しないようにするためには、定期的なメンテナンスと日々のケアが欠かせません。ここでは、治療後にどのようなケアを行うべきかについて詳しく説明します。
1. 定期検診の重要性
虫歯は、初期段階では痛みや目に見える症状がないため、自分では気づかないうちに再発することがあります。そのため、治療後も定期的に歯科検診を受けることが重要です。松本デンタルオフィスforキッズでは、患者様の状態に応じた定期検診を推奨しており、治療後の経過観察や新たな虫歯の早期発見をサポートしています。
定期検診では、歯のクリーニング(プロフェッショナルケア)も行います。これは、普段のブラッシングでは取りきれない歯垢や歯石を除去し、口腔内を清潔に保つための重要なステップです。特に、治療を受けた歯の周囲は再度虫歯になりやすいので、しっかりとケアすることが求められます。
2. 毎日のブラッシングの見直し
日々のブラッシングは、虫歯予防の基本です。しかし、ただブラッシングをするだけではなく、正しい方法で行うことが重要です。特に治療後は、歯の隙間や被せ物の周辺にプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。歯ブラシの選び方や、歯間ブラシやデンタルフロスの使用も大切です。
3. フッ素ケアと食生活の見直し
フッ素は、歯の表面を強化し、虫歯菌の働きを抑える効果があります。定期的なフッ素塗布やフッ素入りの洗口液を使用することで、虫歯予防の効果がさらに高まります。特にお子様の歯は、成長段階にあるため、フッ素によるケアが非常に効果的です。
さらに、食生活の見直しも重要です。砂糖や酸性の飲食物は虫歯を誘発しやすいため、摂取を控えることをおすすめします。おやつの時間を決めてダラダラと食べ続けるのを避けることも、虫歯予防に有効です。
4. 予防プログラムの活用
患者様の状態に応じた予防プログラムを提供しています。このプログラムでは、定期的なクリーニングやフッ素ケア、食生活のアドバイスなど、虫歯予防に必要なすべてのサポートを受けることができます。継続的に通院していただくことで、虫歯の再発を防ぎ、健康な歯を長く維持することが可能です。
治療後の継続管理をしっかり行うことで、虫歯の再発を防ぎ、健康な歯を保つことができます。松本デンタルオフィスforキッズでは、患者様が笑顔で過ごせるよう、歯の健康をサポートしています。治療後も、ぜひ定期検診や予防ケアにお越しください。