こんにちは。松本デンタルオフィス東京です。
「小児歯科に通わせたほうがいいのは分かっているけれど、時間がない。」
そう感じたことはありませんか。
むし歯予防が大切なことも、定期的なチェックが将来につながることも、頭では理解している。
けれど現実は——
仕事のスケジュール、保育園や学校の送迎、帰宅後の食事や入浴、宿題の確認。
一日があっという間に終わってしまいます。
その中で「歯科の予約を取る」という作業は、思っている以上にエネルギーを使うものです。
さらに、待ち時間にぐずらないか、診療中に泣いてしまわないか、兄弟をどう連れていくか。
通院は、単なる“移動”ではなく、親子にとって小さくない出来事です。
だからこそ、「通いやすさ」は単なる便利さではありません。
無理なく続けられるかどうかを左右する、大切な条件です。
このコラムでは、忙しいご家庭でも負担を減らしながら続けられる小児歯科のポイントを整理していきます。
「完璧に時間ができてから」ではなく、今の生活の中で無理なく始められる方法を、一緒に考えていきましょう。
1.「通わせたいけれど時間がない」と感じる親御さんの本音

小児歯科に通わせることの大切さは理解していても、「時間がない」という理由で後回しになってしまう――これは多くの親御さんが抱える率直な本音ではないでしょうか。むし歯予防や歯並びの管理が重要だと分かっていても、日々の生活の中で通院時間を確保することは簡単ではありません。
仕事や家事との両立が難しい現実
共働き世帯が増える中、平日の診療時間に通院すること自体が難しいという声は少なくありません。
・仕事の合間に抜けることが難しい
・保育園や学校の送迎時間と重なる
・下の子の預け先がない
といった現実的な問題があります。
さらに、帰宅後は食事や入浴、宿題の確認などに追われ、あっという間に一日が終わってしまいます。その中で「歯科の予約を入れる」「予定を調整する」という作業も、意外と大きな負担になります。
子どもを連れての通院に対する負担感
通院そのものに対する心理的な負担もあります。
・待ち時間に子どもがぐずらないか心配
・診療中に泣いてしまわないか不安
・兄弟姉妹を一緒に連れて行く大変さ
こうした不安があると、「今日はやめておこう」と予約を先延ばしにしてしまうこともあります。
特に初めての受診や、以前に嫌な思いをした経験がある場合には、親御さん自身も緊張してしまうことがあります。通院は単なる移動ではなく、親子双方にとってエネルギーを使う出来事です。
継続できるかどうかへの不安
小児歯科は一度行けば終わりではなく、定期的な通院が前提となることが多い診療分野です。そのため、「本当に続けられるだろうか」という不安も生まれます。
忙しい時期が続くと、間隔が空いてしまうのではないか。通院が負担になって、親子ともにストレスを感じてしまわないか。
こうした思いから、最初の一歩を踏み出しにくくなることもあります。
小児歯科に通わせたい気持ちはあっても、仕事や家事との両立、通院時の負担、継続への不安など、現実的なハードルは少なくありません。
こうした親御さんの本音を踏まえると、「通いやすさ」は単なる利便性ではなく、継続のための重要な条件であることが分かります。まずは無理のない形で始められる環境を探すことが、第一歩となります。
2.小児歯科に“通いやすさ”が重要な理由

小児歯科を選ぶ際、「評判が良いか」「専門性が高いか」といった点に目が向きがちです。もちろんそれらも大切ですが、実は見落とせないのが“通いやすさ”です。小児歯科は一度きりの受診で完結するものではなく、継続的な関わりが前提となる診療分野だからです。
予防は一度きりでは完結しない
小児歯科の大きな役割は、むし歯ができてから治療することだけではありません。
・むし歯の早期発見
・歯みがき習慣のサポート
・フッ化物塗布などの予防処置
・歯並びやかみ合わせの経過観察
これらは一度で終わるものではなく、成長に合わせて継続的に行うことが重要です。
つまり、「行きやすい」「無理なく通える」という条件が整っていなければ、予防は長続きしにくいのです。通院のハードルが高いと、間隔が空きやすくなり、結果として早期対応の機会を逃してしまうこともあります。
定期的な通院が将来に与える影響
子どもの歯や口腔内の状態は、成長とともに変化します。乳歯から永久歯への生え替わり、顎の発達、歯並びの変化など、時期ごとに確認すべきポイントがあります。
定期的に通院することで、
・小さな変化を早期に把握できる
・必要なタイミングで適切な対応ができる
・将来の治療負担を軽減できる可能性がある
といったメリットがあります。
“通いやすさ”が確保されていると、こうした定期的なフォローが自然な習慣になりやすくなります。
親の負担が減ると継続しやすい背景
通院が負担に感じられると、継続は難しくなります。
・予約が取りにくい
・待ち時間が長い
・説明が分かりにくい
といった状況が続くと、通院そのものがストレスになります。
一方で、予約が取りやすく、説明が丁寧で、相談しやすい環境であれば、親御さんの心理的な負担は軽減されます。親が安心して通えると、子どももその雰囲気を感じ取りやすくなります。
結果として、無理のない形で予防を続けやすくなります。
小児歯科における“通いやすさ”は、単なる利便性ではなく、予防を継続するための重要な条件です。
予防は一度きりでは完結せず、定期的な通院が将来の口腔健康に影響します。親御さんの負担が軽減される環境こそが、親子で安心して続けられる基盤となります。
3.通いやすい小児歯科の基本条件とは

小児歯科を選ぶ際、治療内容や専門性と同じくらい重要なのが「通いやすさ」です。どれだけ丁寧な診療を行っていても、通院が大きな負担になってしまえば継続は難しくなります。
診療時間や予約の取りやすさ
まず確認したいのが、診療時間と予約の取りやすさです。
・平日夕方や土曜日に診療があるか
・学校や保育園の後でも通える時間帯があるか
・定期検診の予約が比較的取りやすいか
といった点は、継続通院に直結します。
予約が数か月先まで埋まっている場合や、変更が難しい場合は、急な体調不良や予定変更に対応しづらくなります。柔軟に予約が取れる体制は、忙しい親御さんにとって大きな安心材料です。
立地やアクセスのしやすさ
通院距離も重要な要素です。
・自宅や学校から近い
・駅やバス停からアクセスしやすい
・駐車場がある
といった条件が整っていると、移動の負担が軽減されます。
小さなお子さんを連れての移動は、天候や体調にも左右されます。アクセスのしやすさは、継続のしやすさに直結します。無理のない距離にあることは、意外と大きなポイントです。
待ち時間への配慮
待ち時間が長いと、子どもが疲れてしまったり、ぐずってしまったりすることがあります。
・予約時間通りに案内されやすいか
・待合室の環境が整っているか
・子どもが落ち着いて過ごせる配慮があるか
こうした点も通いやすさの一部です。
待ち時間への配慮がある医院では、親御さんの精神的な負担も軽減されます。結果として、「また来よう」と思える環境づくりにつながります。
通いやすい小児歯科の基本条件は、診療時間や予約の取りやすさ、立地やアクセス、そして待ち時間への配慮にあります。
無理なく通える環境が整っていることは、予防を継続するうえで大きな支えとなります。通院が日常の一部として自然に組み込めるかどうかを基準に考えることが大切です。
4.忙しい家庭でも続けやすい医院の特徴

小児歯科に通うことは大切だと分かっていても、忙しい毎日の中で継続するのは簡単ではありません。だからこそ、家庭の状況に配慮した体制が整っているかどうかは、医院選びの重要なポイントになります。ここでは、忙しいご家庭でも続けやすい医院の特徴を整理します。
定期検診の仕組みが整っている
小児歯科では、むし歯の早期発見や予防のために定期検診が重要とされています。しかし、「次はいつ行けばよいのか分からない」「予約を忘れてしまう」といった理由で間隔が空いてしまうこともあります。
そのため、
・検診時期の目安を明確に伝えてくれる
・次回予約をその場で案内してくれる
・リマインドの仕組みがある
といった体制が整っていると、通院が習慣化しやすくなります。親御さんが毎回予定を調整し直す負担が軽減されることは、継続につながる大きな要素です。
家族でまとめて通える体制
兄弟姉妹がいるご家庭では、通院回数そのものが負担になることがあります。
・兄弟の診療時間を同日に調整できる
・保護者の診療も同時に受けられる
といった体制があると、移動や時間の確保が効率的になります。
家族でまとめて通える環境は、スケジュール管理の負担を軽減し、「通院が特別なイベントにならない」状態をつくります。結果として、無理のない継続につながります。
急な予定変更への柔軟な対応
子どもの体調不良や学校行事など、予定変更は避けられないものです。予約変更が難しいと、通院そのものが負担になりやすくなります。
・変更やキャンセルの相談がしやすい
・振替予約が取りやすい
・柔軟に対応してくれる姿勢がある
こうした配慮がある医院は、親御さんの心理的な負担を軽減します。
忙しい家庭ほど、予定通りにいかないことが前提になります。その現実に寄り添った対応があるかどうかは、通いやすさを左右する大きな要素です。
忙しい家庭でも続けやすい小児歯科には、定期検診の仕組みが整っていること、家族でまとめて通える体制があること、そして急な予定変更に柔軟に対応してくれる姿勢があります。
通院が特別な負担にならず、生活の一部として組み込める環境こそが、予防を継続するための土台となります。
5.子どもが嫌がらずに通える環境かどうか

小児歯科を選ぶうえで大切なのは、「通いやすいかどうか」だけでなく、「子どもが安心して通えるかどうか」という視点です。いくら予約が取りやすくても、毎回強い不安や恐怖を感じてしまう環境では、継続は難しくなります。子どもが前向きに通える雰囲気づくりは、予防を続けるうえで欠かせない要素です。
年齢に応じた声かけや対応
子どもは年齢や性格によって理解力や感じ方が大きく異なります。
・乳幼児にはやさしいトーンで短い説明をする
・幼児には器具を見せながら具体的に伝える
・小学生には治療の目的を分かりやすく説明する
このように、年齢に応じた声かけがあると、子どもは状況を理解しやすくなります。
また、いきなり処置に入るのではなく、まずは診療台に座ることに慣れるなど、段階を踏んだ対応があるかどうかも大切です。子どものペースに配慮した関わり方は、通院への抵抗感を軽減します。
無理に治療を進めない姿勢
小児歯科では、必要な処置を行うことはもちろん重要ですが、子どもの気持ちを無視して無理に進めることは、かえって恐怖心を強めてしまうことがあります。
・泣いている状態で強行しない
・説明や練習を重ねてから処置に入る
・保護者と相談しながら進める
といった姿勢があると、親御さんも安心して任せやすくなります。
治療の進め方は症状や状況によって異なりますが、子どもの心理面に配慮した対応があるかどうかは重要な確認ポイントです。
安心感を与える院内環境
院内の雰囲気も、子どもの印象に大きく影響します。
・明るく清潔感のある待合室
・子ども向けの絵本やスペースの配慮
・スタッフのやわらかな対応
こうした環境は、通院へのハードルを下げる要素になります。
「歯医者=怖い場所」という印象を和らげる工夫があると、子ども自身も安心しやすくなります。
子どもが嫌がらずに通える小児歯科には、年齢に応じた声かけや対応、無理に治療を進めない姿勢、そして安心感を与える院内環境があります。
子どもの気持ちに寄り添う環境が整っていることは、継続的な予防につながる大切な条件です。親子で安心して通えるかどうかという視点を持つことが、小児歯科選びの大きなポイントとなります。
6.親御さんの負担を減らすために確認したいこと

小児歯科を選ぶ際、見落とされがちなのが「親御さんの負担が軽減されるかどうか」という視点です。子どもの治療や予防はもちろん大切ですが、実際に通院を支えるのは保護者の方です。通院が精神的にも時間的にも大きな負担になってしまうと、継続は難しくなります
治療内容や方針の説明がわかりやすいか
小児歯科では、むし歯の治療だけでなく、予防や経過観察などさまざまな対応が行われます。そのため、「なぜ今この処置が必要なのか」「どのくらいの頻度で通うのか」といった説明が分かりやすいかどうかは重要です。
・専門用語をかみ砕いて説明してくれる
・検査結果を具体的に示してくれる
・今後の見通しを丁寧に伝えてくれる
こうした対応があると、保護者の方は状況を正しく理解しやすくなります。
説明が不十分なままでは、「本当に必要なのか」「通い続ける意味はあるのか」と不安が残りやすくなります。理解と納得が得られる説明は、親御さんの心理的負担を軽減する大きな要素です。
家庭でのケアについて具体的なアドバイスがあるか
小児歯科での予防は、診療室の中だけで完結するものではありません。毎日の歯みがきや食生活など、家庭での取り組みが重要になります。
そのため、
・年齢に合った歯みがき方法
・仕上げみがきのポイント
・間食や飲み物に関する注意点
など、具体的なアドバイスがあるかどうかを確認するとよいでしょう。
「気をつけましょう」という抽象的な説明だけでなく、家庭で実践しやすい内容が示されると、保護者の方も安心して取り組めます。
日常生活の中で無理なく続けられる工夫を共有してもらえることは、負担の軽減につながります。
相談しやすい雰囲気があるか
小児歯科では、些細に思えることでも相談できる環境が重要です。
・歯並びが少し気になる
・仕上げみがきがうまくできない
・子どもが歯科を怖がっている
こうした悩みは、放置すると不安が大きくなります。
質問しにくい雰囲気があると、疑問を抱えたまま通院を続けることになり、やがて負担に感じてしまうこともあります。
一方で、スタッフや歯科医師が丁寧に話を聞き、保護者の気持ちに寄り添ってくれる環境であれば、安心して相談できます。信頼関係が築かれることで、通院は「義務」ではなく「サポート」と感じられるようになります。
親御さんの負担を減らすためには、治療内容や方針が分かりやすく説明されているか、家庭でのケアについて具体的なアドバイスがあるか、そして相談しやすい雰囲気があるかを確認することが大切です。
保護者の方が安心して関われる環境こそが、子どもの予防を継続する土台となります。親御さんの負担が軽くなることは、結果として子どもの安心にもつながります。
7.小児歯科選びで見落としがちな視点

小児歯科を探す際、多くの親御さんがインターネットの口コミや知人からの紹介を参考にします。それ自体は自然な行動ですが、「評判が良いかどうか」だけで判断してしまうと、実際の通いやすさや相性が見えにくくなることがあります。
「評判」だけで判断しないこと
口コミやランキングは参考情報の一つですが、感じ方や評価の基準は人それぞれです。
・説明が丁寧と感じるかどうか
・待ち時間を長いと感じるかどうか
・子どもへの対応をどう受け取るか
こうした印象は家庭ごとに異なります。
また、投稿された情報は特定の場面に基づくものであり、すべての状況を反映しているとは限りません。
評判はあくまで「参考」として受け止め、実際に相談した際の印象や説明内容をもとに判断することが大切です。最終的な基準は、親子が安心できるかどうかにあります。
続けられる距離感かどうか
通院は一度きりではなく、定期的に続く可能性があります。そのため、立地や移動時間は軽視できません。
・自宅や学校から無理なく通える距離か
・雨の日や体調が万全でない日でも移動しやすいか
・交通手段に負担がないか
こうした現実的な条件は、継続に直結します。
評判が良くても、距離が遠く通院に時間がかかる場合、忙しい日常の中で負担が積み重なることがあります。無理なく続けられる距離感であるかどうかを、冷静に確認することが重要です。
親子に合うコミュニケーションか
小児歯科では、子どもだけでなく保護者とのコミュニケーションも重要です。
・子どもに対する声かけの仕方
・保護者への説明の分かりやすさ
・質問に対する対応の姿勢
これらが親子に合っているかどうかは、実際に足を運んでみないと分かりません。
例えば、ゆっくり時間をかけて説明してほしいご家庭もあれば、要点を簡潔に知りたいと考えるご家庭もあります。
親子に合うコミュニケーションがとれていると、通院は安心感のある時間になります。反対に、どこか違和感がある場合は、継続が難しくなることもあります。
小児歯科選びでは、評判だけに頼らず、続けられる距離感かどうか、そして親子に合うコミュニケーションが取れるかを確認することが大切です。
通いやすさとは、単に便利であることではなく、無理なく安心して続けられる環境であることを意味します。親子に合う医院を見つけることが、予防を継続する土台となります。
8.通院前に整理しておきたいポイント

小児歯科を受診する前に、いくつかの点をあらかじめ整理しておくと、診療がよりスムーズになります。限られた診療時間の中で、お子さんの状況やご家庭の事情を正確に共有できることは、適切な評価やアドバイスにつながります。また、親御さん自身の不安を言葉にしておくことも、安心して通院を始めるための大切な準備です。
子どもの生活リズムと通院可能な時間帯
まず確認しておきたいのは、お子さんの生活リズムです。
・起床や就寝の時間
・保育園や学校の予定
・習い事やご家庭のスケジュール
これらを把握しておくことで、無理のない通院計画を立てやすくなります。
小児歯科は、むし歯治療だけでなく、予防や経過観察を含めた継続的な通院が基本です。そのため、「一度行けるかどうか」ではなく、「今後も続けられる時間帯かどうか」を考えることが重要です。
生活リズムに合わない時間帯を選んでしまうと、通院が負担になりやすくなります。あらかじめ現実的に通える曜日や時間帯を整理しておくことで、継続しやすい環境を整えることができます。
気になっている症状や習慣
次に、お子さんのお口の状態で気になっていることを書き出しておきましょう。
・歯ぐきから出血することがある
・歯並びが気になる
・口呼吸や指しゃぶりの習慣がある
・仕上げみがきを嫌がる
こうした小さな変化も、診断や予防方針に影響する場合があります。
「些細なことかもしれない」と思う内容でも、遠慮せずに共有することが大切です。日常の様子を具体的に伝えることで、より適切なアドバイスが受けられます。
事前にメモをしておくと、受診時に伝え忘れることを防げます。
親として不安に感じていること
小児歯科の受診にあたり、親御さん自身が抱えている不安も整理しておきたいポイントです。
・子どもが怖がらないか
・治療が痛くないか
・どのくらいの頻度で通うのか
こうした心配は自然な感情です。不安を具体的に言葉にしておくことで、歯科医師やスタッフも配慮しやすくなります。
保護者の方が安心していることは、お子さんの安心にもつながります。疑問や心配を遠慮せずに共有することは、信頼関係を築く第一歩です。
通院前に生活リズム、気になる症状や習慣、そして親御さんの不安を整理しておくことは、診療をより有意義なものにします。
事前の準備によって、限られた時間の中でも必要な情報を的確に共有でき、納得のいく説明を受けやすくなります。無理のない形で通院を始めるためにも、準備は大切な一歩です。
9.小児歯科に関するよくある疑問

小児歯科について情報を集めていると、「いつから通えばよいのか」「忙しくて間隔が空いても大丈夫なのか」といった疑問を抱く親御さんは少なくありません。
Q.何歳から通い始めればよいのか
A.一般的には、乳歯が生え始めた頃からお口のケアは始まります。歯が生えてきた段階で、一度相談するという考え方もあります。
必ずしも治療が必要でなくても、
・歯みがきの方法
・仕上げみがきのポイント
・食習慣のアドバイス
といった予防のための説明を受けることができます。
「むし歯ができてから通う」というよりも、「問題がないか確認する」という目的での受診が、将来的なトラブルの予防につながります。年齢だけにこだわるのではなく、歯が生え始めたタイミングや気になる症状が出た時点で相談することが一つの目安です。
Q.忙しくて間隔が空いても問題ないのか
A.仕事や家事、育児の中で定期的な通院が難しく感じることは珍しくありません。
理想的には、歯科医師が提案する間隔で通院することが望ましいとされていますが、事情により間隔が空くこともあります。その場合でも、「行けなくなった」と自己判断で中断するのではなく、再度相談することが大切です。
お子さんのお口の状態によっては、通院間隔を調整できる場合もあります。大切なのは、完全にやめてしまうことではなく、可能な範囲で継続することです。無理のない形で通える方法を一緒に考えていく姿勢が重要です。
Q.定期検診ではどのようなことをするのか
A.定期検診では、むし歯の有無だけでなく、歯ぐきの状態や歯並び、かみ合わせの変化などを総合的に確認します。
・むし歯や歯肉炎のチェック
・歯みがきの状況の確認
・必要に応じたクリーニングやフッ化物の塗布
・生活習慣のアドバイス
といった内容が一般的です。
また、成長に伴う変化を継続的に観察することで、問題が小さい段階で対応しやすくなります。定期検診は治療の場というよりも、「成長を見守る機会」と捉えると理解しやすいでしょう。
小児歯科は、特定の年齢や症状が出てから通う場所ではなく、成長に合わせてお口の健康を支える場です。忙しい中でも、無理のない形で継続することが大切です。
疑問や不安がある場合は、まずは相談し、現状を確認することから始めてみてください。適切な情報を得ることで、親子ともに安心して通院を続ける土台が整います。
10.“通いやすい”は親子の未来を支える条件

小児歯科を選ぶうえで、「設備が整っているか」「専門的な治療が受けられるか」といった点はもちろん大切です。しかし、それと同じくらい重要なのが“通いやすさ”という視点です。通いやすさとは、単に距離が近い、予約が取りやすいといった利便性だけを指すのではありません。親子が無理なく、安心して継続できる環境であるかどうかが本質です。
続けられる環境が予防を支える理由
小児歯科における予防は、一度きりで完結するものではありません。むし歯のチェックや歯みがき指導、歯並びやかみ合わせの経過観察など、成長に合わせた継続的なフォローが必要になります。
そのため、
・定期的に通えるスケジュールであること
・通院そのものが大きな負担にならないこと
・生活リズムに無理がないこと
といった条件が整っていることが、結果的に予防を支える土台となります。
どれほど方針が明確でも、継続できなければ十分な管理は難しくなります。無理なく続けられる環境があってこそ、予防は意味を持ちます。
親の負担が減ると子どもも安心する
小児歯科の通院は、子どもだけの問題ではありません。予約の調整や送り迎え、診療内容の理解、家庭でのケアの実践など、保護者の関わりが不可欠です。
親御さんが通院を負担に感じていると、その緊張や不安は子どもにも伝わりやすくなります。反対に、保護者が落ち着いて説明を受け、納得したうえで通院していると、子どもも安心しやすくなります。
説明が分かりやすいこと、質問しやすい雰囲気があること、無理に治療を進めない姿勢があることは、親の安心感につながります。そしてその安心感が、子どもの前向きな通院体験を支えます。
まずは無理のない形で相談してみる一歩
「忙しくて時間が取れない」「まだ困っていないから急がなくてよいのでは」と感じることもあるかもしれません。しかし、すべてを整えてから受診しなければならないわけではありません。
まずは現在の状況を相談し、どのような通院ペースが現実的かを確認することが大切です。実際の状態を把握することで、過度な心配が和らぐ場合もあります。
“通いやすい”環境を見つけることは、親子の未来を支える基盤づくりです。無理のない形で一歩を踏み出し、続けられる仕組みを整えていくことが、将来の健康につながります。
通いやすさは、今の安心だけでなく、これから先の健やかな成長を支える大切な条件です。
監修:松本デンタルオフィスforキッズ
所在地:東京都東大和市向原4丁目1−2
電話:042-569-8127
*監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィスforキッズ
ドクター 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
2025年 医療法人社団桜風会松本デンタルオフィスforキッズ 開院予定
*所属学会
・日本補綴歯科学会
・日本口腔インプラント学会
・日本歯科審美学会
・日本顎咬合学会
*スタディグループ
・5-D Japan
・Esthetic Explores
詳しいプロフィールはこちらより