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コラム

Column

2025.03.13

小児矯正後の後戻りを防ぐためのポイントとは?

こんにちは。松本デンタルオフィスforキッズです。

お子さんの矯正治療が終わると、「この歯並びはずっとキープできるの?」 と心配になる親御さんも多いのではないでしょうか。実は、矯正治療後の歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスク があります。特に成長期のお子さんは 顎の発育や生活習慣の影響を受けやすく、正しいケアをしないと後戻りが起こる可能性 が高くなります。

でも、適切なメンテナンスを続ければ、歯並びをキープすることは十分可能 です!この今回は、小児矯正後の後戻りの原因や予防法、リテーナーの正しい使い方 などを解説していきます。お子さんのきれいな歯並びを守るために、今からできることを一緒にチェックしていきましょう!

 

1.こんなお悩みありませんか?

お子様の矯正治療を考えている、またはすでに治療を終えた患者様の中には、こんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

・矯正後に歯並びが元に戻ってしまうのでは?

・保定装置(リテーナー)をちゃんと使わないとどうなる?

・子どもの矯正が本当に長持ちするのか心配

せっかく時間と費用をかけて矯正をしたのに、後戻りしてしまったらどうしよう… という不安、よくわかります。お子様の矯正治療が終わったあとも、ちょっとした注意や習慣を意識することで、きれいな歯並びを維持することができます。

 

2.小児矯正とは?なぜ必要なのか

お子様の歯並びについて「今のうちに矯正した方がいいの?」と悩まれる患者様は多いです。小児矯正は、成長期を活かして顎の発育をコントロールしながら歯並びを整える矯正治療 です。

成長期に矯正をするメリットとは?

「矯正治療は大人になってからでもできるのでは?」と思われるかもしれません。
確かに、大人になってからでも矯正は可能ですが、小児矯正には大人の矯正にはないメリットがあります。

🟢 成長期に矯正する3つのメリット

顎の成長をコントロールしやすい
 🔹 成長期は、顎の骨がまだ柔らかいため、歯が動きやすい
 🔹 顎のバランスを整えることで、将来の歯並びや噛み合わせが良くなる

抜歯を回避できる可能性が高い
 🔹 大人になってからの矯正では、スペース確保のために抜歯が必要になることもある
 🔹 子どものうちに顎の成長を利用することで、抜歯をしなくても歯がきれいに並ぶことが多い

見た目だけでなく、噛み合わせや発音の改善にもつながる
 🔹 歯並びが悪いと、食べ物をしっかり噛めない
 🔹 正しい歯並びを作ることで、発音や口の機能が向上し、健康的な成長をサポートできる

小児矯正は、見た目の改善だけでなく、将来の健康にも大きな影響を与える 治療なのです!

顎の成長を活かした矯正の仕組み

小児矯正の大きなポイントは、「成長を利用できること」 です。
子どもの顎は、まだ成長途中なので、正しい方向へ成長を導くことが可能 です。

🟠 小児矯正で行う治療の流れ

① 第一期治療(6〜10歳ごろ)
🔹顎の成長をコントロール しながら、歯が生えるスペースを確保
🔹受け口や出っ歯など、骨格的な問題を早めに改善
🔹拡大床(取り外し可能な装置)やマウスピース型の矯正装置を使用

② 第二期治療(12歳ごろ〜)
🔹 永久歯が生えそろってから、歯並びを微調整
🔹 ワイヤー矯正やマウスピース矯正を使い、理想的な噛み合わせに仕上げる

第一期治療でしっかり顎の成長をコントロールできれば、第二期治療の負担を減らし、スムーズに歯並びを整えられる ようになります!

将来の歯並びを整えるための重要性

「今はそこまで歯並びが悪くないし、矯正しなくても大丈夫かな?」と思われるかもしれません。
しかし、小児矯正をせずに放置してしまうと、将来的に以下のような問題が起こる可能性があります。

🟠 小児矯正をしないことで起こるリスク

🔹 歯並びが悪くなると、虫歯や歯周病のリスクが上がる
 → 歯が重なっている部分に汚れがたまりやすく、虫歯になりやすい

🔹 噛み合わせが悪くなると、顎関節症の原因になることも
 → 噛み合わせがずれていると、顎の関節に負担がかかりやすくなる

🔹 口元の見た目に影響が出る
 → 出っ歯や受け口など、成長とともに目立ちやすくなる

🔹 大人になってからの矯正が大変になる
 → 成長が終わると、顎の形を変えることができないため、抜歯や外科手術が必要になるケースも

小児矯正は、将来の歯並びやお口の健康を考えた「予防的な治療」 なのです!

 

3.小児矯正後に起こる「後戻り」とは?

お子様の矯正治療を終えた患者様の中には、「せっかく歯並びが整ったのに、また元に戻ってしまうのでは?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、矯正後の歯は、何もしないと元の位置に戻ろうとする力が働きます。
これを「後戻り」といいます。

小児矯正の場合、成長に伴う変化や、日常のクセの影響で後戻りしやすいケースも あります。

歯は、矯正治療によって新しい位置に移動させた後も、元の位置に戻ろうとする力が働きます。これは、歯が「記憶している位置」に戻ろうとする生理的な反応です。

後戻りのメカニズム:なぜ歯が元に戻ろうとするのか?

🟠 後戻りが起こる主な原因

歯を支える組織(歯根膜)が元の位置を記憶している
 🔹 矯正で歯を移動させても、歯根膜が「元の場所が正しい」と認識しているため、戻ろうとする

矯正後、歯を固定する力が不足する
 🔹 矯正装置を外した後は、歯を支える骨や組織が安定するまでに時間がかかる

舌の動きや口のクセの影響
 🔹 口呼吸、舌を前に出すクセ、頬杖などが、歯の位置に影響を与える

成長による顎の変化(特に小児矯正)
 🔹 顎の成長が続くため、歯並びが自然に変化する

つまり、矯正後の歯は、そのままにしておくと、元の位置に戻る可能性があるということです。

大人の矯正と子どもの矯正の後戻りの違い

「矯正後の後戻りは、大人も子どもも同じなの?」と思われるかもしれませんが、実は後戻りの起こり方が違います。

🟢 大人の矯正の後戻りの特徴

矯正後、歯並びの形は比較的安定しやすい
 🔹 成長が止まっているため、大きな変化は少ない

リテーナー(保定装置)をつけないと後戻りしやすい
 🔹 動いた歯が元の位置に戻りやすいので、保定期間が重要

骨が硬く、歯の動きが少し遅い
 🔹 移動した歯は比較的安定しやすい

🟢 小児矯正の後戻りの特徴

成長に伴う変化が影響を与える
 🔹 顎の成長により、歯の位置が変化することがある

永久歯の生え変わりの影響を受ける
 🔹 矯正後に新しい永久歯が生えてくることで、歯並びが変わることがある

生活習慣の影響を受けやすい
 🔹 指しゃぶり、舌のクセ、口呼吸などが後戻りの原因になる

つまり、小児矯正は、成長の影響を受けやすい分、後戻りのリスクをしっかり管理する必要があるということです!

小児矯正での後戻りのリスクはどれくらい?

小児矯正後の後戻りのリスクは、保定期間をしっかり守るかどうかで大きく変わります。

🟠 後戻りのリスクが高くなるケース

リテーナー(保定装置)をきちんと使っていない
指しゃぶり、口呼吸、頬杖などのクセが残っている
矯正後、顎の成長が進み、歯並びが変化した
舌の動きが強く、歯に圧力がかかっている

🟢 後戻りを防ぐために重要なポイント

✔矯正後の1〜2年は、しっかりリテーナーを使う
✔口のクセ(口呼吸、舌の押し出しなど)を改善する
✔歯並びのチェックを継続し、定期検診を受ける

後戻りは、適切なケアを続けることで防ぐことができるのです!

小児矯正後に「せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまった…」とならないように、適切なケアと習慣を続けることがとても重要 です。

4.後戻りの主な原因とは?

小児矯正を終えたあと、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまうことを「後戻り」といいます。患者様の中には、「しっかり治療したのに、また歯が動くなんて…」 と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、後戻りにはいくつかの原因があり、それを防ぐための対策を知っておくことがとても大切 です。

成長に伴う骨格の変化

小児矯正は、お子様の成長に合わせて顎の発育をコントロールする治療 です。
しかし、矯正治療を終えたあとも成長は続きます。
そのため、顎や顔の骨格が変化し、それに伴って歯並びにも影響が出ることがある のです。

🟠 成長による後戻りが起こりやすいケース

矯正後も顎が成長し続ける
 → 受け口や出っ歯の治療後に、顎の成長が進むと、再び噛み合わせがズレることがある

永久歯の生え変わりによる変化
 → 矯正後に新しい永久歯が生えてくると、歯並びに影響を与えることがある

親知らずが生えてきて歯が押される
 → 親知らずが生えることで、前歯が押されてズレることがある

成長に伴う後戻りは 完全に防ぐことはできません が、定期的な歯科検診を受けて、歯並びの変化をチェックすることが大切 です。

舌癖・口呼吸などの習慣が影響することも

小児矯正後の後戻りの原因として、日常のクセ(習慣) も大きく影響します。
特に、舌の使い方や呼吸の仕方が歯並びに影響を与える ことをご存じでしょうか?

🟠 歯並びに影響を与える悪いクセとは?

✔口呼吸
 → 口をポカンと開けたままの状態が続くと、舌の位置が正しく保てず、歯並びが崩れやすくなる

✔舌で歯を押すクセ(舌癖)
 → 前歯を舌で押し出すクセがあると、出っ歯や歯のすき間ができやすい

✔頬杖をつくクセ
 → 片側の顎に負担がかかり、歯並びがズレることがある

✔片側ばかりで噛むクセ
 → 噛み合わせのバランスが崩れ、歯並びが左右非対称になることがある

🟢 クセを改善するためにできること

✔鼻呼吸を意識する
 → 口を閉じ、鼻で呼吸する習慣をつける

✔舌の正しい位置を覚える
 → 舌は上あごにつけるのが正しい位置!

✔頬杖をやめ、左右均等に噛むように意識する
 → クセを意識して、バランスよく食事をする

クセは 無意識のうちに身についてしまうもの ですが、少しずつ改善することで、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます!

保定装置(リテーナー)の使用が不十分だった場合

矯正治療で動かした歯は、すぐに安定するわけではありません。
矯正後に「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使わないと、歯は元の位置に戻りやすくなります。

🟠 なぜリテーナーが必要なの?

矯正後の歯はまだ不安定だから
 → 歯を支える骨が固まるまでに時間がかかる

歯根膜が元の位置を記憶しているから
 → 何もしないと、歯は元の位置に戻ろうとする

舌や頬の圧力が歯を動かすから
 → 矯正前の噛み方や舌のクセが残っていると、歯が動きやすい

🟢 リテーナーをしっかり使うためのポイント

✔矯正終了後1〜2年は、できるだけ長時間装着する
✔就寝時は必ずリテーナーをつける
✔歯科医院の指示通りに装着時間を守る
✔リテーナーの定期点検を受ける

リテーナーをサボると、数ヶ月で歯並びが乱れ始めることも あります。
せっかくの矯正を無駄にしないためにも、決められた期間はしっかり使いましょう!

小児矯正は、治療が終わったらそこで終了ではなく、その後のケアがとても重要 です。

 

5.後戻りを防ぐためにできること

小児矯正が終わった後も、歯並びをきれいに保つためには、適切なケアが欠かせません。
「せっかく治したのに、また歯がズレてきたらどうしよう…」そう心配される患者様も多いと思いますが、正しい習慣を身につけることで、後戻りを防ぐことができます!

保定装置(リテーナー)の正しい使用方法

矯正治療で動かした歯は、すぐには安定せず、元の位置に戻ろうとする力が働きます。
そのため、矯正終了後には「保定期間」が必要になり、リテーナー(保定装置)を装着して、歯を固定することがとても重要 です。

🟠 リテーナーの役割とは?

✔矯正後の歯を新しい位置に固定する
✔歯ぐきや骨が安定するまでのサポートをする
✔歯並びが崩れるのを防ぐ

🟢 リテーナーの正しい使い方

① 矯正終了直後は、できるだけ長時間装着する
 🔹 1日20時間以上 を目安に装着(食事と歯磨きのとき以外は装着)

② 徐々に装着時間を減らしていく
 🔹 1年目までは夜間装着を継続
 🔹 2年目以降は、歯科医の指示に従い、装着時間を調整

③ 汚れがつかないように毎日洗浄する
 🔹 歯磨き粉は使わず、専用の洗浄剤や水で洗う

④ 定期検診を受け、リテーナーの状態をチェックする
 🔹 リテーナーが合わなくなってきたら、すぐに歯科医院へ!

リテーナーをきちんと装着し続けることで、歯並びを安定させ、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます!

舌のトレーニング(MFT)の重要性

「矯正後、リテーナーをしっかり使っているのに、歯が動いてしまう…」
そんな場合、実は舌の使い方が原因になっていることがあります!

舌のクセがあると、無意識のうちに歯を押してしまい、歯並びに影響を与えてしまう ことがあります。

🟠 舌のクセがあると、こんな影響が…

✔舌で前歯を押すクセがある → 出っ歯になりやすい
✔舌が正しい位置にない → 歯が前後にズレる
✔口呼吸のクセがある → 歯並びが乱れやすい

これを防ぐために、MFT(口腔筋機能療法)というトレーニング を行い、舌の正しい位置を覚えることが大切です。

🟢 簡単にできる舌のトレーニング(MFT)

「スポットポジション」を意識する
 🔹 舌の先を、上の前歯の裏側(スポット)につける

あいうべ体操
 🔹 「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口を動かすことで、口周りの筋肉を鍛える

ガムを使ったトレーニング
 🔹 ガムを噛みながら、舌で上あごに押し付けるトレーニング

これらのトレーニングを続けることで、舌の正しい動かし方を身につけ、歯並びを安定させることができます!

姿勢や食生活の見直しが歯並びを守る

意外かもしれませんが、姿勢や食生活も歯並びに大きく影響します!

🟠 姿勢が悪いと歯並びに影響が…

✔猫背だと、下あごが後ろに引っ張られる → 噛み合わせがズレやすい
✔頬杖をつくクセがある → 顎の骨が歪み、歯並びが乱れる

🟢 正しい姿勢を意識するポイント

✔背筋を伸ばし、顎を引く
✔長時間のスマホやゲームを控える(うつむき姿勢が続くと、顎に負担がかかる)
✔椅子に座るときは、足をしっかり床につける

また、食生活も歯並びに関係しています!

🟠 柔らかい食べ物ばかりだと、歯並びが悪くなる?

✔噛む回数が少なくなる → 顎の成長が不十分に
✔噛む力が弱くなる → 歯がしっかり支えられず、歯並びが乱れる

🟢 歯並びを守るために、こんな食事を意識しよう!

✔よく噛んで食べる(ひと口30回を目安に)
✔硬めの食材(野菜、ナッツ、するめなど)を取り入れる
✔口を閉じて、左右均等に噛む

正しい姿勢としっかり噛む習慣をつけることで、歯並びを安定させることができます!

小児矯正は、治療が終わったあとも適切なケアを続けることで、歯並びを長くきれいに保つことができます!

 

6.親知らずが後戻りに影響する?

小児矯正を終えたあと、「きれいに整った歯並びが、親知らずのせいで乱れることはあるの?」 と心配される患者様も多いです。
実は、親知らずの生え方によっては歯並びに影響を与え、後戻りの原因になることもあるのです。

親知らずが生えることで歯並びに影響を与える理由

親知らず(第三大臼歯)は、10代後半から20代前半に生えてくることが多い歯です。
ですが、現代人の顎は昔と比べて小さくなっているため、親知らずがきれいに生えるスペースが足りない ことがよくあります。その結果、親知らずが斜めや横向きに生えてしまい、前の歯を押してしまうことがあるのです。

🟠 親知らずが歯並びに影響を与える原因

親知らずが前の歯を押す
 🔹 親知らずが横向きに生えると、前の歯を押し、全体の歯並びが乱れることがある

歯並びのアーチを崩す
 🔹 親知らずが生えることで、歯列のバランスが崩れ、噛み合わせにも影響が出る

歯ぐきの炎症やむし歯のリスクが上がる
 🔹 親知らずが部分的に埋まっていたり、きちんと生えていないと、歯ぐきが炎症を起こしやすい

特に、小児矯正を受けた患者様の場合、せっかく整えた歯並びが親知らずの影響で後戻りしてしまう可能性がある ため、注意が必要です!

小児矯正後の歯並びと親知らずの関係

小児矯正は、成長期に顎の発育をコントロールしながら歯並びを整える治療 ですが、親知らずが生えてくることで思わぬ影響が出ることもあります。

🟢 小児矯正後に親知らずが影響を与えやすいケース

顎のスペースが狭い場合
 🔹 顎が小さいと、親知らずが生えるスペースがなく、他の歯を押してしまう

すでに永久歯がぎっしり並んでいる場合
 🔹 スペースが足りず、親知らずが正しい位置に生えにくい

もともと歯並びがガタガタだったケース
 🔹 小児矯正で整えたとしても、親知らずの影響で歯並びがズレやすい

矯正治療後の歯並びを守るためには、親知らずの生え方を定期的にチェックすることが大切 です!

親知らずを抜いた方がいいケースとは?

「親知らずは必ず抜かないといけないの?」と疑問に思う患者様も多いと思います。
実は、すべての親知らずを抜く必要があるわけではありません。
ただし、以下のケースに当てはまる場合は、抜歯を検討したほうがよいことが多いです。

🟠 親知らずを抜いたほうがいいケース

親知らずが横向きや斜めに生えている
 🔹 斜めに生えていると、前の歯を押してしまい、歯並びが乱れる原因に

歯ぐきが腫れたり、炎症を繰り返す
 🔹 親知らずが中途半端に生えていると、歯ぐきが腫れたり、細菌感染のリスクが高まる

むし歯や歯周病になりやすい
 🔹 親知らずがきれいに磨けず、汚れがたまりやすい場合は、むし歯や歯周病のリスクが高くなる

矯正後の歯並びに影響を与える可能性が高い
 🔹 せっかく矯正できれいになった歯並びが崩れるのを防ぐため

🟢 親知らずを抜かなくてもいいケース

✔まっすぐ生えていて、噛み合わせに問題がない
✔歯磨きがしっかりでき、むし歯や歯周病のリスクが低い
✔歯並びに影響を与えていない

親知らずが問題なく生えていて、しっかり管理できる場合は、無理に抜く必要はありません。

親知らずの影響を最小限に抑えて、きれいな歯並びを長く維持していきましょう!

 

7.小児矯正後の定期メンテナンスが重要な理由

小児矯正が終わった後も、きれいな歯並びを維持するためには定期メンテナンスが欠かせません!「矯正が終わったから、もう歯医者に行かなくても大丈夫?」と思われるかもしれませんが、実は矯正後こそ 定期的なチェックとケア がとても重要なのです。

矯正後の歯並びを維持するために必要なチェック

矯正治療が終わったばかりの歯は、まだ完全に安定しているわけではありません。
しっかりと固定されるまでには 時間がかかる ため、定期的に歯並びのチェックを行うことが大切です。

🟠 矯正後に必要なチェック項目

リテーナー(保定装置)の装着状況
 🔹 しっかり装着できているか、ズレや破損がないかを確認

歯の位置に変化がないか
 🔹 後戻りが始まっていないかをチェック

噛み合わせに問題が出ていないか
 🔹 矯正後の噛み合わせが崩れていないかを確認

親知らずの影響を受けていないか
 🔹 親知らずの生え方が歯並びに影響を与えていないかを診察

むし歯や歯周病のチェック
 🔹 矯正装置が外れたことで磨き残しが出やすくなっていないかを確認

これらのチェックを 定期的に行うことで、後戻りのリスクを最小限に抑えることができます!

定期検診の頻度と行うべきメンテナンス

「定期検診って、どれくらいの頻度で行けばいいの?」と疑問に思う患者様も多いと思います。矯正後の歯並びをしっかり維持するためには、定期的なメンテナンスが必要 です。

🟠 矯正後の定期検診の頻度

✔矯正終了から1年目 → 3〜4ヶ月に1回
✔2年目以降 → 6ヶ月に1回

特に、矯正終了後1年間は歯の位置が変化しやすい時期 なので、3〜4ヶ月ごとの検診をおすすめします。

🟢 定期検診で行うべきメンテナンス

リテーナーのチェックと調整
 🔹 きちんとフィットしているか、摩耗や破損がないかを確認

歯並びと噛み合わせのチェック
 🔹 変化があれば、早めに対処することで後戻りを防ぐ

むし歯・歯周病のチェック
 🔹 矯正後の歯はデリケートなので、早期発見が重要

プロによるクリーニング(PMTC・エアフロー)
 🔹 歯科医院での専門的なクリーニングで、歯を健康に保つ

フッ素塗布で歯を強くする
 🔹 矯正後の歯はむし歯になりやすいため、フッ素塗布で予防

矯正後の歯並びを守るためには、歯科医院での定期メンテナンスを続けることがとても大切 です!

小児矯正は、治療が終わったらそこで完了ではなく、アフターケアをしっかり続けることが大切 です。

 

8.後戻りを防ぐために家庭でできるケア

小児矯正が終わったあと、「きれいな歯並びを長くキープしたい!」 と思われる患者様は多いですよね。実は、矯正後の歯並びを守るためには、家庭でのケアがとても大切 なんです!

噛み合わせを整えるための食事習慣

矯正治療後も、毎日の食事が歯並びに影響を与える ことをご存じでしょうか?
特に、小児矯正後の歯並びを安定させるためには、しっかり噛む習慣をつけることがとても重要 です。

🟠 よく噛むことが大切な理由

・顎の筋肉をしっかり使うことで、噛み合わせが安定する
・左右バランスよく噛むことで、歯の位置が偏らなくなる
・歯ぐきが引き締まり、歯がしっかり固定される

では、どんな食事を心がければいいのでしょうか?

🟢 噛み合わせを整えるためにおすすめの食材

噛みごたえのある食材(よく噛むことで顎の発達をサポート)
 → れんこん・ごぼう・ナッツ・玄米・スルメ など

繊維の多い食材(噛む回数が自然と増える)
 → キャベツ・にんじん・きのこ類・りんご など

口の中で転がす食材(舌の動きも鍛えられる)
 → こんにゃく・枝豆・豆類 など

🟠 避けたい食習慣

❌柔らかいものばかり食べる → 顎の発達が不十分になり、噛み合わせが不安定に
❌片方の歯でばかり噛む → 顎がズレてしまい、歯並びに影響が出る
❌早食いする → 噛む回数が少なくなり、歯並びの安定に悪影響

食事のときは、「しっかり噛んで食べること」を意識するだけでも、歯並びの安定につながります!

日常生活で気をつけるべきクセとは?

矯正後の後戻りは、日常のクセが影響することがとても多い です。
気づかないうちにやってしまうクセが、歯並びを乱す原因になっていることも…!

🟠 歯並びに悪影響を与えるクセ

・口呼吸(口が開いたままだと、舌の位置がズレて歯並びが崩れやすい)
・舌で歯を押すクセ(舌で前歯を押し続けると、歯が動きやすくなる)
・頬杖をつく(片側だけ圧力がかかり、歯並びや噛み合わせに影響)
・片側ばかりで噛む(左右のバランスが崩れ、顎が歪む)
・唇を噛む・指しゃぶりをする(前歯が押し出されてしまう)

これらのクセがあると、せっかく矯正できれいになった歯並びが崩れてしまう可能性が…!

🟢 歯並びを守るために意識すること

✔鼻呼吸を意識する(口を閉じる習慣をつける)
✔舌を上あごにつけるトレーニングをする
✔頬杖をやめ、左右バランスよく噛む
✔歯並びに悪影響を与えるクセがないか、意識する

「気づいたらすぐに直す!」を習慣にすることで、後戻りを防ぐことができます!

親ができるサポートのポイント

小児矯正後は、お子様だけでなく、ご家族の協力もとても大切 です。特に、歯並びに影響を与える生活習慣やクセは、お子様だけでは気づきにくいもの です。

親御さんができるサポートを意識することで、矯正後の歯並びをより安定させることができます!

🟠 親ができる3つのサポート

食事のときに「しっかり噛んでいるか」チェックする
 🔹 柔らかいものばかり食べていないか?
 🔹 片方の歯ばかりで噛んでいないか?

お子様のクセに気を配る
 🔹 口呼吸になっていないか?
 🔹 頬杖をついたり、舌で歯を押すクセがないか?

リテーナーの使用を見守る
 🔹 きちんと装着できているか?
 🔹 破損やズレがないか?

「ちょっと気をつけるだけ」で、矯正後の歯並びをしっかりキープすることができます!

矯正後の歯並びをキープするためには、日々の習慣がとても大切 です。

 

9.もし後戻りしてしまったら?対応策と治療法

「矯正が終わったのに、なんだか歯並びが少しズレてきた…?」こんなふうに感じたことはありませんか?小児矯正が終わったあとも、歯が少しずつ動いてしまうこと(後戻り) は珍しくありません。

軽度の後戻りならリテーナー調整で対応可能?

「矯正が終わったあと、リテーナーを使っていたけど、少し歯がズレてきた気がする…」
そんな場合、まずはリテーナー(保定装置)の調整 を考えましょう!

🟠 軽度の後戻りの特徴

・歯の位置が少し動いているが、大きなズレではない
・噛み合わせに違和感があるが、日常生活に支障はない
・リテーナーが少しきつく感じるが、入る状態

このような場合、リテーナーの装着時間を増やすだけで、歯並びが元に戻る可能性が高い です。

🟢 リテーナー調整でできること

✔夜だけ装着していたリテーナーを、日中もつける
✔リテーナーの形を調整し、しっかりフィットさせる
✔新しいリテーナーを作り直すことで、歯の位置を整える

後戻りが軽度な場合は、リテーナーをしっかり使うことで対応できることが多い ので、早めに歯科医院に相談しましょう!

必要に応じた部分矯正という選択肢

「リテーナーをつけていても、後戻りが進んでしまった…」そんなときは、部分矯正で歯並びを整える方法もあります!

🟠 部分矯正とは?

・気になる部分だけに矯正装置をつけて、歯の位置を微調整する方法
・全体矯正に比べて治療期間が短く、費用の負担も少ない
・ワイヤー矯正だけでなく、マウスピース矯正で対応できることもある

🟢 部分矯正が向いているケース

・前歯の並びが少しズレてしまった
・噛み合わせが軽く乱れている
・リテーナーでは歯並びが戻らないが、大掛かりな矯正は不要

部分矯正は、後戻りを修正するのにピッタリの治療法 です!
歯並びが気になり始めたら、早めに相談してみましょう。

後戻りの進行を防ぐための早期対処が重要

「少し歯がズレてきたけど、様子を見よう…」と放置してしまうと、後戻りがどんどん進んでしまうことがあります!

🟠 後戻りを放置するとどうなる?

❌歯がさらに動いてしまい、治療が大がかりになる
❌噛み合わせがズレて、顎に負担がかかる
❌リテーナーが合わなくなり、矯正前の状態に戻ってしまうことも…!

🟢 早期対処のポイント

✔歯のズレに気づいたら、すぐに歯科医院に相談する
✔リテーナーをしっかり装着し、ズレが広がるのを防ぐ
✔定期検診を受け、歯の動きをチェックする

「後戻りが気になるけど、まだ大丈夫かな…?」と迷っている間に、ズレが大きくなってしまうこともある ので、少しでも違和感があれば早めに診てもらうことが大切 です!

「なんだか歯並びがズレてきた気がする…」「リテーナーをつけているのに、歯並びが変わってきた…」そんな患者様は、できるだけ早く歯科医院に相談してください!
早めの対応をすれば、最小限の治療で歯並びを整えることができます。

大切なお子様の歯並びを守るために、後戻りのサインを見逃さず、適切なケアを続けていきましょう!

 

10.よくある質問

小児矯正が終わった後、患者様からよくいただく質問の中に、「リテーナーはいつまで使う?」「矯正は何歳から始めるのがベスト?」「後戻りした場合、大人になってから再矯正はできる?」 などがあります。矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、長く美しい歯並びを維持することが大切 です。

Q1.矯正が終わった後、どれくらいの期間リテーナーを使うの?

A1.矯正治療が終わった後、リテーナー(保定装置)をどのくらいの期間つければいいのか 気になる患者様は多いですよね。
実は、矯正後の歯は、すぐに安定するわけではなく、元の位置に戻ろうとする力が働くため、リテーナーの装着がとても重要 なのです。

🟠 リテーナー装着の目安

✔矯正後1年目 → 1日20時間以上装着(食事と歯磨き時以外はつける)
✔2年目以降 → 夜間のみ装着(就寝時は必ずつける)
✔3年目以降 → 状況に応じて装着頻度を調整(週に数回つける)

ただし、リテーナーをやめると歯は動きやすいため、できるだけ長く装着することをおすすめします!
「せっかく矯正したのに、また戻ってしまった…」とならないよう、歯科医師の指示に従って、しっかりと装着を続けましょう!

Q2.子どもの矯正は何歳から始めるのがベスト?

A2.「矯正治療を考えているけど、何歳から始めるのがいいの?」
これは多くの患者様が気になるポイントですよね。

🟢 小児矯正を始めるタイミング

6〜10歳(第一期治療)
 🔹 顎の成長を利用しながら、永久歯がきれいに生えるようにスペースを作る
 🔹 顎の大きさやバランスを整え、将来の歯並びを改善

12歳頃〜(第二期治療)
 🔹 永久歯が生えそろった後、必要に応じて歯を動かして理想的な噛み合わせを作る

「子どもの矯正は早い方がいいの?」と思われるかもしれませんが、歯並びの状態によって適切なタイミングは異なります。
最適な時期を判断するためにも、早めに相談し、歯の成長を見ながら計画を立てることが大切です!

Q3.後戻りしてしまった場合、大人になってから再矯正はできる?

A3.「子どものときに矯正をしたけど、大人になったらまた歯並びがズレてしまった…」
そんな場合、再矯正は可能なのか? 気になりますよね。

🟠 大人の再矯正は可能?

・後戻りが軽度なら、リテーナーの再装着や部分矯正で対応可能
・大きくズレてしまった場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で再矯正できる
・大人でも矯正治療は可能!歯の動きはゆっくりだけど、きれいな歯並びを取り戻せる

🟢 再矯正の選択肢

・リテーナーの再調整 → 軽度の後戻りなら、再度リテーナーをしっかり装着することで改善できる
・部分矯正 → 一部の歯並びのズレなら、部分矯正で短期間で治療可能
・全体矯正 → 大きなズレがある場合は、再びワイヤー矯正やマウスピース矯正を検討

「もう大人だから矯正はできないのでは…?」と思うかもしれませんが、大人の矯正治療は年齢制限がないため、何歳からでも可能!
「歯並びが気になってきた」と思ったら、早めに相談してみましょう。

小児矯正は、ただ歯並びを整えるだけでなく、お子様が将来も美しく健康な歯並びを維持するための第一歩 です。しかし、矯正が終わった後も、適切なケアを続けなければ、後戻りが起こる可能性がある ことを忘れてはいけません。

「矯正後の歯並びがズレてきたかも…?」と感じたら、すぐにご相談ください。

お子様の大切な歯並びを長く守るために、ご家庭でのケアと歯科医院でのフォローをしっかり続けていきましょう!

 

 

監修:松本デンタルオフィスforキッズ
所在地:東京都東大和市向原4丁目1−2
電話:042-569-8127

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィスforキッズ
ドクター 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
2025年 医療法人社団桜風会松本デンタルオフィスforキッズ 開院予定

*所属学会
日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

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