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コラム

Column

2026.10.15

子どもが食事中によくこぼす…不器用ではなくお口の機能が関係していることも?

こんにちは。松本デンタルオフィスforキッズです。
「食事のたびに食べ物をこぼしてしまう」「何度注意しても食べこぼしが減らない」「同じ年齢の子は上手に食べられているのに…」と、お子様の食べ方が気になったことはありませんか。
小さなお子様が食事中に食べ物をこぼすことは珍しくありません。しかし、成長しても食べこぼしが続く場合や、口を開けたまま噛む、食べ物をうまく飲み込めないといった様子が見られる場合は、単なる不器用さではなく、お口の機能が関係している可能性もあります。
食べ物をこぼさずに食べるためには、唇を閉じる力や舌で食べ物を動かす働き、頬や顎の動きなど、さまざまな機能が必要です。また、歯並びや噛み合わせ、食事中の姿勢、食材の大きさや硬さなどが影響する場合もあります。そのため、食べこぼしを「まだ小さいから」「食べ方が悪いから」と決めつけず、なぜ上手に食べられないのかを確認することが大切です。
今回は、子どもの食べこぼしに考えられる原因やお口の機能との関係、年齢による発達の違い、家庭でできる工夫、歯科医院へ相談する目安について分かりやすく解説します。お子様が無理なく楽しく食事をするためにも、日頃の食べ方やお口の動きに目を向けるきっかけとして、ぜひ参考にしてください。

 

1.「食事中によくこぼすのはなぜ?」と気になる保護者の方へ

お子様が食事中に何度も食べ物をこぼすと、「どうして上手に食べられないの?」「同じ年齢の子はできているのに」と心配になる保護者の方もいるでしょう。食べこぼしは成長過程でよく見られる行動ですが、頻繁に続く場合は、お口の機能が関係している可能性もあります。大切なのは、食べこぼしを単なる不器用さと決めつけず、お子様の年齢や発達段階、食べ方の特徴を確認することです。

子どもが食べ物をこぼすのは珍しいことではない

小さなお子様は、食べ物を口に運ぶ動作だけでなく、唇や舌、頬を使って食べる機能も発達の途中にあります。

そのため、食事中に食べ物が口から出たり、うまく噛めずにこぼしたりすることは珍しくありません。

特に、食具を使い始めた時期や新しい食材に慣れる段階では、食べこぼしが増える場合もあります。

食べこぼしがあるからといって、必ずしも発達に問題があるわけではありません。

まずは食べる経験を重ねながら、少しずつ上達しているかを見守ることが大切です。

年齢や発達による「食べこぼし」と確認したい状態の違い

食べる機能の発達には個人差があるため、年齢だけで食べこぼしの原因を判断することはできません。

ただし、成長しても食べこぼしが目立つ場合や、以前より食べにくそうな様子が増えた場合は、食べ方を確認することが大切です。

例えば、
・食べ物を口に入れても頻繁にこぼれる
・唇を閉じずに噛んでいる
・食事に極端に時間がかかる
・特定の硬さの食べ物を食べにくそうにする
といった様子が見られる場合です。

食べこぼしの回数だけでなく、食事中のお口の動きや困っている様子にも目を向けましょう。

不器用さだけでなくお口の機能が関係していることもある

食べ物をこぼさずに食べるためには、唇を閉じる力や舌で食べ物を動かす働き、頬や顎の動きなどが必要です。

これらがうまく連携しないと、食べ物を口の中に保ちにくくなる場合があります。

また、歯並びや噛み合わせ、鼻づまりによる口呼吸などが食べ方に影響することもあります。

食べこぼしが続く場合は、お口の機能や噛み合わせも含めて確認することが大切です。

まとめ

  • 子どもの食べこぼしは成長過程で見られることがありますが、唇や舌、頬などのお口の機能が関係している場合もあります。年齢だけで判断せず、食べ方やお口の動きを観察し、気になる様子が続く場合は歯科医院へ相談しましょう。

 

2.食べ物をこぼさずに食べるために必要なお口の機能とは?

食事中に食べ物をこぼさずに食べるためには、手や指を上手に使うだけでなく、お口のさまざまな機能が関係しています。普段何気なく行っている「食べる」という動作も、唇や舌、頬、歯、顎などが協調して働くことで成り立っています。これらの動きが十分に発達していない場合、食べ物を口の中に保ちにくくなることがあります。食べこぼしが気になるときは、お子様のお口がどのように動いているかを知ることが大切です。

唇を閉じて食べ物を口の中に保つ力

食べ物をこぼさずに食べるためには、唇を適切に閉じる働きが欠かせません。

唇には、食べ物を口の中に取り込み、噛んでいる間に外へ出ないようにする役割があります。

しかし、唇を閉じる動きが十分でない場合、
・食べ物が口の端からこぼれる
・口を開けたまま噛む
・飲み物が口から漏れる
といった様子が見られることがあります。

ただし、唇が開いている原因は筋力だけとは限りません。

鼻づまりや噛み合わせなどが影響する場合もあるため、原因を一つに決めつけないことが大切です。

舌を使って食べ物を移動させる働き

舌は、食べ物を口の中で動かし、奥歯で噛みやすい位置へ運ぶ重要な役割を担っています。

また、噛み砕いた食べ物を唾液と混ぜ合わせ、飲み込みやすい塊にまとめる働きもあります。

舌の動きが十分に発達していない場合、食べ物をうまく移動させられず、口の中に残ったり、外へこぼれたりすることがあります。

例えば、食べ物を舌で押し出す、片側にため込むなどの様子が見られる場合です。

舌の動きは、噛むことや飲み込むことにも関係するため、食事中の様子を総合的に確認する必要があります。

歯・顎・頬を連携させて噛み飲み込む仕組み

食べ物を噛むときは、歯や顎だけでなく、頬や舌も協調して働いています。

頬は食べ物が外側にたまらないよう支え、舌は食べ物を歯の上へ移動させます。

さらに、顎を動かして食べ物を細かくし、唾液と混ぜて飲み込みやすい状態に整えます。

この一連の動きがうまく連携しないと、食べこぼしや噛みにくさにつながる場合があります。

歯並びや噛み合わせ、顎の成長も含めて確認することが、お口の機能を理解するうえで重要です。

まとめ

  • 食べ物をこぼさずに食べるためには、唇・舌・頬・歯・顎が協調して働くことが大切です。食べこぼしが続く場合は、単なる不器用さと考えず、お口の動きや発達状態を確認しましょう。

 

3.子どもが食べ物をこぼすときに考えられる原因

お子様が食事中に何度も食べ物をこぼすと、「食べ方が悪いのかな?」「まだ上手に食べられないだけ?」と感じる保護者の方もいるでしょう。しかし、食べこぼしには、唇や舌、頬の動き、歯並びや噛み合わせなど、さまざまな要因が関係している場合があります。食べこぼしの原因は一つとは限らないため、お子様のお口の動きや食べ方を総合的に確認することが大切です。

唇を閉じる力が弱く食べ物が口から出てしまう

唇には、食べ物を口の中に取り込み、噛んでいる間に外へ出ないようにする役割があります。

しかし、唇を閉じる働きが十分でないと、食べ物を口の中に保ちにくくなることがあります。

例えば、
・口を開けたまま噛んでいる
・食べ物が口の端からこぼれる
・飲み物が口から漏れやすい
といった様子が見られる場合です。

ただし、唇を閉じにくい原因は筋力だけではありません。鼻づまりや歯並びなどが関係している可能性もあります。

唇の動きだけで判断せず、普段の呼吸やお口の状態も確認することが重要です。

舌や頬をうまく使えず食べ物をまとめにくい

食べ物を噛むとき、舌は食べ物を奥歯へ運び、頬は食べ物が外側にたまらないよう支えています。

さらに、噛み砕いた食べ物を唾液と混ぜ、飲み込みやすい塊にまとめる働きも必要です。

舌や頬の動きが十分に発達していない場合、食べ物をうまくまとめられず、口からこぼれることがあります。

また、食べ物を片側にため込む、口の中に残したまま次の一口を入れるなどの様子が見られる場合もあります。

食べこぼしだけでなく、噛み方や飲み込むまでの動きにも目を向けることが大切です。

歯並びや噛み合わせによって噛みにくさが生じている

歯並びや噛み合わせも、食べ物を噛む機能に関係しています。

例えば、上下の前歯が噛み合わない開咬などがあると、食べ物を前歯で噛み切りにくくなる場合があります。

また、奥歯の噛み合わせによっては、食べ物を十分にすりつぶしにくいこともあります。

ただし、食べこぼしが多いからといって、必ずしも歯並びに問題があるわけではありません。

歯の生え方や顎の成長、お口周りの動きなどを含めて原因を確認することが大切です。

まとめ
  • 子どもの食べこぼしには、唇を閉じる働きや舌・頬の動き、歯並びや噛み合わせなどが関係している可能性があります。気になる様子が続く場合は、食べ方だけでなく、お口全体の発達状態を歯科医院で確認しましょう。

 

歯並びや噛み合わせによって、前歯で食べ物をうまく噛み切れない場合もあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:子どもが前歯で噛み切れない…食べ方の癖だけではない可能性とは?

 

4.食べこぼしと一緒に確認したい子どものサイン

お子様の食べこぼしが気になるときは、こぼす回数だけでなく、食事中のお口の動きや普段の様子にも目を向けることが大切です。食べ物をこぼす背景には、唇や舌、頬の動きなどが関係している場合があります。また、食事以外の場面にも、お口の機能に関するサインが現れることがあります。一つの行動だけで問題があると判断せず、複数の様子を確認することが重要です。

口を開けたまま食べる・クチャクチャと音がする

食べ物を噛むときは、唇を閉じて食べ物を口の中に保つ働きが必要です。

しかし、口を開けたまま噛んでいると、食べ物が外へこぼれやすくなる場合があります。

また、食事中にクチャクチャと音がする場合も、唇を閉じる動きが十分でない可能性があります。

ただし、鼻づまりや歯並び、食材の大きさなどが影響することもあるため、音だけで原因を判断することはできません。

食べ方を注意するだけでなく、唇を閉じにくい理由がないか確認することが大切です。

丸のみする・噛む回数が少ない・食事に時間がかかる

食べこぼしに加えて、噛まずに飲み込む、噛む回数が少ない、食事に時間がかかるといった様子が見られる場合もあります。

例えば、
・食べ物を十分に噛まずに飲み込む
・口の中に食べ物をため込む
・一口を飲み込むまでに時間がかかる
といった行動です。

これらは、舌や頬を使って食べ物をまとめる働きや、噛む機能が関係している可能性があります。

一方で、食材の硬さや一口量が発達段階に合っていない場合もあります。

食事の様子と食材の状態を合わせて確認しましょう。

ぽかん口・口呼吸・発音など食事以外にも気になる様子がある

お口の機能は、食べることだけでなく、呼吸や発音などにも関係しています。

そのため、食べこぼしとともに、
・普段から口が開いている
・鼻ではなく口で呼吸している
・発音が不明瞭に感じられる
といった様子が見られる場合は、お口全体の状態を確認することが大切です。

ただし、これらの症状が必ずしも同じ原因で生じるわけではありません。

鼻の状態や歯並び、舌の動きなどを総合的に確認することが重要です。

まとめ
  • 食べこぼしが続く場合は、口を開けたまま食べる、丸のみする、ぽかん口など、ほかのサインにも目を向けましょう。気になる様子が複数見られる場合は、歯科医院でお口の機能や発達状態を確認することをおすすめします。

 

食べこぼしとともに、普段からお口が開いている様子が気になる場合は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:子どもがいつも口をポカンと開けている…鼻づまり以外に考えられる原因とは?

 

5.「そのうち上手になる?」年齢と食べる機能の発達

お子様の食べこぼしが続くと、「成長すれば自然に上手になる?」「何歳まで様子を見ていいの?」と悩む保護者の方もいるでしょう。食べる機能は、年齢とともに一度に完成するものではなく、日々の食事経験やお口の成長によって少しずつ発達していきます。ただし、食べこぼしが続く原因によっては、成長を待つだけでは改善しにくい場合もあります。年齢だけで判断せず、お子様の食べ方やお口の発達状態を確認することが大切です。

食べる機能は成長と経験によって少しずつ身につく

子どもは成長とともに、唇を閉じる、舌で食べ物を動かす、奥歯で噛むといった動作を身につけていきます。

離乳食の時期からさまざまな食材に触れ、噛む経験を重ねることで、お口の動きも発達していきます。

ただし、発達の速さには個人差があり、同じ年齢でも食べ方が異なることは珍しくありません。

大切なのは、周囲のお子様と比較することではなく、以前より食べ方が上達しているかを確認することです。

無理に硬いものを食べさせず、発達に合った食事を心がけましょう。

歯の生え変わりによって一時的に食べにくくなることもある

乳歯から永久歯への生え変わりも、食べ方に影響する場合があります。

歯が抜けて隙間ができたり、生えかけの歯があったりすると、一時的に食べ物を噛みにくくなることがあります。

特に前歯の生え変わりでは、食べ物を噛み切りにくく感じるお子様もいるでしょう。

ただし、歯の生え変わりが原因と思っていても、噛み合わせなど別の要因が関係している場合もあります。

食べにくさが長く続く場合は、歯の生え方や噛み合わせを確認することが大切です。

年齢だけで判断せず食べ方やお口全体を確認することが大切

食べこぼしが多い場合、「まだ小さいから仕方ない」と考えることもあるでしょう。

しかし、年齢だけで問題の有無を判断することはできません。

例えば、
・食べ物を頻繁に口からこぼす
・口を開けたまま噛んでいる
・丸のみや食べ物のため込みが目立つ
といった様子が続く場合は、お口の機能が関係している可能性があります。

唇や舌の動き、歯並び、噛み合わせなどを総合的に確認することが重要です。

まとめ

  • 子どもの食べる機能は、成長や食事経験、歯の生え変わりなどによって変化していきます。ただし、食べこぼしが続く場合は年齢だけで判断せず、お口の動きや噛み合わせを確認し、必要に応じて歯科医院へ相談しましょう。

 

6.食べ物をこぼす子どもに家庭でできること

お子様が食事中に何度も食べ物をこぼすと、「どうすれば上手に食べられるの?」「家庭で練習した方がいい?」と悩む保護者の方もいるでしょう。食べこぼしには、お口の機能だけでなく、食事中の姿勢や食材の大きさなども関係しています。そのため、食べ方を注意する前に、食事環境を見直すことが大切です。お子様の発達段階に合わせて、無理なく食べられる環境を整えることから始めましょう。

足がつく椅子など食べやすい姿勢と環境を整える

食事中の姿勢は、噛むことや飲み込むことにも関係しています。

足が床や足置きにつかず、体が不安定な状態では、食べる動作に集中しにくくなる場合があります。

食事環境を整える際は、
・足裏が床や足置きにつくようにする
・背中やお尻を安定させる
・テーブルを食べやすい高さに調整する
といった点を意識しましょう。

また、テレビやおもちゃなど、気が散るものを減らすことも役立ちます。

体を安定させることで、お口の動きに集中しやすい環境を整えられます。

子どもの発達に合わせて一口量や食材の大きさ・硬さを調整する

食べこぼしが多い場合は、一口量や食材の状態がお子様に合っているか確認しましょう。

一度に多くの食べ物を口へ入れると、うまく噛めずにこぼれたり、口の中にため込んだりすることがあります。

また、硬すぎる食材や噛み切りにくい食材は、食べにくさにつながる場合があります。

まずは少量ずつ口に運び、十分に飲み込んでから次の一口へ進めるよう見守りましょう。

食材は年齢だけでなく、実際の噛む力や食べ方に合わせて調整することが大切です。

「こぼさないで」と叱るより食べ方やお口の動きを観察する

食べこぼしが続くと、つい「ちゃんと食べて」「こぼさないで」と注意したくなることもあるでしょう。

しかし、お口の機能が十分に発達していない場合、本人が気をつけるだけでは改善しにくいことがあります。

そのため、
・唇を閉じて噛んでいるか
・食べ物を片側にため込んでいないか
・飲み込むまでに時間がかかっていないか
などを観察しましょう。

叱るよりも、食べにくさの原因を理解し、安心して食事ができるよう支えることが重要です。

まとめ
  • 家庭でできる食べこぼし対策には、姿勢や食事環境を整えること、発達に合った食材を選ぶこと、食べ方を観察することなどがあります。工夫しても食べこぼしが続く場合は、お口の機能や噛み合わせが関係している可能性もあるため、歯科医院へ相談しましょう。

食事中の姿勢は、噛むことや飲み込むことにも関係しています。食事姿勢と歯並びの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:子どもの食事姿勢が歯並びに影響するって本当?

 

7.食べこぼしが続くとき歯科医院へ相談した方がよい?

お子様の食べこぼしが続くと、「まだ様子を見ても大丈夫?」「歯科医院で相談することなの?」と迷う保護者の方もいるでしょう。食べこぼしは成長過程で見られることがありますが、唇や舌の動き、噛み合わせなどが関係している場合もあります。大切なのは、食べこぼしの回数だけで判断せず、お子様の発達や食事中の様子を確認することです。ここでは、歯科医院への相談を考えたい目安を紹介します。

年齢が上がっても食べこぼしが目立つ場合

食べる機能は成長や経験によって発達するため、小さなお子様が食べ物をこぼすことは珍しくありません。

しかし、年齢が上がっても食べこぼしが目立つ場合や、以前より食べにくそうな様子が増えた場合は、原因を確認することが大切です。

例えば、
・毎回の食事で食べ物が口からこぼれる
・食材を変えても食べこぼしが続く
・家庭で工夫しても改善が見られない
といった場合です。

何歳までなら問題ないという明確な基準はなく、発達の経過や食べ方を総合的に判断する必要があります。

噛む・飲み込む・唇を閉じるなど複数の動作が気になる場合

食べこぼしに加えて、噛む回数が少ない、食べ物を口にため込む、唇を閉じずに食べるといった様子が見られる場合もあります。

これらは、舌や頬の動き、噛む機能などが関係している可能性があります。

ただし、食材の硬さや一口量が合っていない場合もあるため、一つの動作だけで原因を判断することはできません。

複数の動作が気になる場合は、お口の機能や発達状態を歯科医院で確認することをおすすめします。

なお、頻繁にむせる、飲み込みにくそうにする場合は、嚥下機能の評価が必要なこともあります。

歯並び・噛み合わせ・口呼吸などほかのサインを伴う場合

食べこぼしとともに、歯並びや噛み合わせ、口呼吸などが気になる場合も、歯科医院へ相談する目安になります。

例えば、前歯が噛み合わず食べ物を噛み切りにくい場合や、普段から口が開いている場合です。

ただし、口呼吸には鼻づまりなどが関係することもあり、必要に応じて耳鼻咽喉科との連携が検討されます。

食べこぼしだけでなく、お口全体の状態を確認することが大切です。

まとめ

  • 食べこぼしが続く場合は、年齢や発達の経過、噛む・飲み込む動作、歯並びや口呼吸などを総合的に確認することが重要です。気になる様子が続く場合は、成長を待つだけでなく、歯科医院へ相談しましょう。

 

8.歯科医院では「食べる機能」をどのように確認する?

お子様の食べこぼしが続いていても、「歯科医院では何を調べるの?」「虫歯がなくても相談していい?」と疑問に思う保護者の方もいるでしょう。歯科医院では、歯の状態だけでなく、唇や舌の動き、噛み合わせなど、食べる機能に関わるさまざまな要素を確認することがあります。食べこぼしの原因を一つに決めつけず、お子様の成長や発達段階に合わせて総合的に評価することが大切です。

歯の生え方や歯並び・噛み合わせ・顎の成長を確認する

食べ物を噛むためには、歯や顎が適切に働くことが重要です。

歯科医院では、乳歯や永久歯の生え方、歯並び、上下の歯の噛み合わせなどを確認します。

例えば、
・前歯で食べ物を噛み切れるか
・奥歯が適切に噛み合っているか
・歯の生え変わりに問題がないか
といった点です。

また、顎の成長や左右の噛み合わせの違いなども確認し、食べにくさとの関係を検討します。

歯並びだけでなく、実際に食べる際の機能まで考えることが重要です。

唇・舌・頬などお口周りの動きや口腔習癖を確認する

食べこぼしには、唇や舌、頬などのお口周りの動きが関係している場合もあります。

そのため、唇を閉じる動作や舌の動き、頬の働きなどを確認することがあります。

また、普段から口が開いている、舌を前に出す、指しゃぶりが続いているなどの口腔習癖も確認する項目です。

必要に応じて、保護者の方から食事中の様子を聞き取り、家庭での困りごとを把握します。

お口の動きと普段の生活習慣を合わせて確認することで、食べこぼしの背景を考えやすくなります。

お口の発達状態に応じて経過観察や必要なサポートを検討する

検査で確認した内容をもとに、お子様の発達段階に合った対応を検討します。

成長に伴う一時的な食べにくさであれば、経過観察を行う場合もあります。

一方で、お口の機能に課題が見られる場合は、食事環境の見直しや口腔機能の発達を支える指導などを検討します。

歯並びや噛み合わせに問題がある場合も、必ずしもすぐに矯正治療が必要とは限りません。

お子様の成長を見守りながら、必要な時期に適切なサポートを行うことが大切です。

まとめ

  • 歯科医院では、歯並びや噛み合わせだけでなく、唇・舌・頬の動きや口腔習癖なども確認し、食べる機能を総合的に評価します。食べこぼしが続く場合は、お子様の発達状態に合わせた対応について相談してみましょう。

 

9.食べこぼしやお口の発達が気になるお子様へ|当院のサポート

お子様の食べこぼしが続くと、「歯並びが関係しているの?」「今のうちに相談した方がいい?」と悩む保護者の方もいるでしょう。食べこぼしには、唇や舌の動き、噛み合わせなどが関係している場合があります。松本デンタルオフィスforキッズでは、虫歯の有無だけでなく、歯並びや噛み合わせ、顎の成長にも目を向けた診療を大切にしています。お子様のお口の発達が気になる方は、まずは現在の状態を確認することから始めましょう。

虫歯だけでなく歯並びや噛み合わせ・お口の成長まで確認

子どものお口は、乳歯から永久歯への生え変わりや顎の成長によって変化していきます。

当院では、虫歯の確認に加え、歯の生え方や歯並び、上下の歯の噛み合わせなどにも目を向けています。

例えば、
・前歯で食べ物を噛み切りにくくないか
・奥歯の噛み合わせに気になる点がないか
・顎の成長や歯の生え変わりはどうか
といった点を確認します。

食べこぼしだけで判断せず、お口全体の状態を把握することが大切です。

顎の成長と噛み合わせを考えた「咬合育成」で成長期をサポート

当院では、お子様の顎の成長や将来の噛み合わせを考えた「咬合育成」に取り組んでいます。

咬合育成は、成長期のお口の変化を確認しながら、歯並びや噛み合わせの発達を支える考え方です。

食べこぼしがあるからといって、必ずしも矯正治療が必要になるわけではありません。

歯の生え方や顎の成長、噛み合わせなどを確認し、必要な対応を検討します。

お子様一人ひとりの成長段階に合わせて判断することを大切にしています。

定期的な予防管理を通してお子様のお口の変化を継続的に確認

子どものお口は成長とともに変化するため、一度の診察だけでなく、継続して状態を確認することも重要です。

当院では、定期的な予防管理を通して、虫歯予防だけでなく、歯の生え変わりや噛み合わせの変化にも目を向けています。

また、保護者の方が気になる食べ方や生活習慣についても相談しながら、必要に応じて対応を検討します。

成長に合わせてお口の状態を確認し、適切な時期に必要なサポートにつなげることを目指しています。

まとめ

  • 当院では、虫歯予防に加え、歯並びや噛み合わせ、顎の成長を考えた診療を大切にしています。食べこぼしやお口の発達について気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

 

10.子どもの食べこぼしとお口の機能についてよくある質問

お子様の食べこぼしが続くと、「何歳まで様子を見ていいの?」「お口の機能に問題があるの?」など、さまざまな疑問が生じるでしょう。食べる機能の発達には個人差があり、食べこぼしの原因も一つではありません。ここでは、子どもの食べこぼしやお口の機能について、保護者の方が気になりやすい質問にお答えします。

Q1.何歳くらいまで食べ物をこぼすのは普通ですか?

A1.何歳までなら問題ないという明確な基準はありません。

食べる機能は、成長や食事経験を通して少しずつ発達します。

そのため、幼児期に食べ物をこぼすことは珍しくありません。

ただし、年齢が上がっても頻繁にこぼす場合や、以前より食べにくそうな様子が増えた場合は注意が必要です。

年齢だけでなく、食べ方の変化や発達の経過を確認しましょう。

Q2.食べ物をよくこぼすのは口の筋肉が弱いからですか?

A2.必ずしもお口の筋力だけが原因とは限りません。

唇を閉じる働きや舌・頬の動きが関係する場合もありますが、食事中の姿勢や食材の大きさ、噛み合わせなどが影響することもあります。

また、鼻づまりによって口を閉じにくくなる場合もあります。

原因を決めつけず、お口全体の状態を確認することが大切です。

Q3.食べこぼしが多い子どもは歯並びや噛み合わせにも問題がありますか?

A3.食べこぼしが多いからといって、必ずしも歯並びに問題があるわけではありません。

ただし、上下の前歯が噛み合わない開咬などがあると、食べ物を噛み切りにくくなる場合があります。

歯の生え変わりによる一時的な食べにくさも考えられるため、歯科医院で確認することが大切です。

Q4.食べ物をこぼす子どもに家庭でできるトレーニングはありますか?

A4.まずは食べやすい環境を整えることから始めましょう。

足裏が安定する椅子を使用し、発達に合った一口量や食材の硬さに調整することが大切です。

お口のトレーニングが必要な場合もありますが、自己判断で行うのではなく、原因や発達状態を確認したうえで適切な方法を選びましょう。

Q5.食べこぼしがどの程度続いたら歯科医院へ相談した方がよいですか?

A5.受診までの期間に明確な基準はありません。

毎回の食事でこぼす、家庭で工夫しても改善しない、口を開けたまま食べるなどの様子が続く場合は相談をおすすめします。

頻繁にむせる、飲み込みにくそうにする場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

お子様が食事中に食べ物をこぼすことは、成長過程で珍しいことではありません。しかし、食べこぼしが頻繁に続く場合は、単なる不器用さだけでなく、唇を閉じる働きや舌・頬の動き、歯並びや噛み合わせなどが関係している可能性もあります。 食べる機能は、日々の食事経験やお口の成長によって少しずつ発達していくものです。そのため、年齢だけで判断するのではなく、食べ物を噛む様子や飲み込むまでの動き、普段のお口の状態などを総合的に確認することが大切です。 また、家庭では足裏が安定する椅子を使用したり、お子様の発達に合わせて食材の大きさや硬さを調整したりすることで、食べやすい環境を整えられます。食べこぼしを叱るのではなく、お子様がどのような場面で食べにくそうにしているのかを観察することを心がけましょう。 当院では、虫歯予防だけでなく、歯並びや噛み合わせ、顎の成長にも目を向け、お子様のお口の健やかな発達をサポートしています。 「食べ物をよくこぼす」「口を開けたまま食べている」「噛み方が気になる」などのお悩みがある方は、成長を待つだけでなく、まずはお気軽にご相談ください。

 

気になる症状やお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

監修:松本デンタルオフィスforキッズ
所在地:東京都東大和市向原4丁目1−2
電話:042-569-8127

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィスforキッズ
ドクター 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
2025年 医療法人社団桜風会松本デンタルオフィスforキッズ 開院予定

*所属学会
・日本補綴歯科学会
・日本口腔インプラント学会
・日本歯科審美学会
・日本顎咬合学会
*スタディグループ
・5-D Japan
・Esthetic Explores

詳しいプロフィールはこちらより

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