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コラム

Column

2025.11.13

子供の虫歯を予防するフッ素とシーラント!それぞれの役割とは?

1.「どうしてうちの子は虫歯になりやすいの?」保護者が抱える不安から始まる物語

・頑張って磨いているのに虫歯ができる“理由”とは

「毎日仕上げ磨きもしているのに、どうして虫歯になってしまったんだろう…」――そう感じて落ち込んでしまう保護者の方は珍しくありません。実際、歯科医院でも「磨いているつもりなのに虫歯ができてしまった」という声はとても多く聞かれます。

しかし、これは決して保護者の努力不足ではありません。子供の歯は大人の歯と性質が大きく異なるため、どうしても虫歯になりやすい条件がそろっているのです。まず、乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が薄く、歯質もまだ未熟な状態です。そのため、虫歯菌が作る酸に対して非常に弱く、ほんの短期間のうちに虫歯が進行してしまうことがあります。

さらに、6歳前後になると奥歯が生えてきますが、その噛む面には深く細い溝があり、歯ブラシの毛先が物理的に入りにくい構造をしています。見た目はきれいに磨けているように感じても、実は汚れが奥の方に残ってしまい、気づかないうちに虫歯が進んでしまうケースは少なくありません。

・子供の歯は“構造的に”虫歯が早く進むようにできている

子供の歯はただ虫歯になりやすいだけでなく、「進行も速い」という特徴があります。大人の歯に比べてエナメル質が半分ほどしかなく、象牙質も柔らかいため、虫歯菌がつくる酸の影響を受けやすいのです。

たとえば、初期の虫歯であれば大人の歯なら数ヶ月〜数年かけてゆっくり進むところが、子供の歯では数週間〜数ヶ月で一気に進行してしまうケースもあります。とくに、乳歯の奥歯や幼若永久歯(生えたての永久歯)は“虫歯菌の好む環境”が揃っているため、予防をしていないとあっという間に穴が開いてしまうこともあります。

また、虫歯が白い点(ホワイトスポット)として現れることも多く、保護者が気付きにくいという問題もあります。「虫歯は黒いもの」というイメージが強いと、発見が遅れやすく、気付いた頃には神経の近くまで進んでいたということもめずらしくありません。

・そこで重要になるのが“フッ素”と“シーラント”という2つの予防法

こうした“子供特有の虫歯リスク”を抑えるために、歯科医院でプロが行う予防処置が役に立ちます。代表的なのがフッ素塗布とシーラントです。

フッ素は歯の再石灰化(溶けかけた歯を元に戻す働き)を助け、歯質そのものを強くする効果があります。初期虫歯であれば削らずに治る可能性を高める、とても大切な予防方法です。一方でシーラントは、奥歯の深い溝をレジン(樹脂)で埋め、食べかすや汚れが入り込むことを防ぐ処置です。歯を削らずに行え、小さな子供の虫歯予防に非常に効果的です。

この「歯を強くするフッ素」と「溝を守るシーラント」を組み合わせることで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。大人と違い成長途中の子供の歯は、定期的な予防ケアとプロのチェックが欠かせません。

「うちの子はどちらを受けるべき?」「いつ頃から始めるのがいい?」など、気になる疑問はつきませんが、次の項目ではそれぞれの予防法の具体的な役割とメリットについて、より詳しく解説していきます。

2. そもそもフッ素って何?安全性と役割をやさしく解説

・「フッ素=危ない?」その誤解はどこから来たのか

フッ素という言葉を聞いたことはあっても、「なんとなく身体に悪いのでは?」「小さい子に使って大丈夫?」と心配される保護者の方は非常に多いものです。しかし、歯科で使用されているフッ素は、自然界にも存在する成分を適切な濃度に調整したもので、安全性が確立されています。

危険視される情報の多くは、海外の飲料水に高濃度フッ素が含まれる地域での問題を取り上げたものです。日本の歯科医院で使用するフッ素は、その何十分の一という低い濃度であり、歯の表面に短時間作用させるだけなので、全身への影響はほぼありません。

実際、フッ素は世界中の歯科医学会で“子供の虫歯予防に不可欠な素材”として認められており、その効果と安全性に関しては多数の研究で裏付けられています。安心して利用していただける予防処置です。

・フッ素の働きは「歯を強くする」「虫歯菌の活動を弱める」2つの機能

フッ素の最大の特徴は、「歯を強化する」という点です。子供の歯はエナメル質が薄く、酸に弱いという性質がありますが、フッ素を定期的に塗布することで、歯の表面が酸に溶けにくい状態に変化します。これを“歯質強化”といい、虫歯になるリスクを根本から下げることができます。

さらに、フッ素には溶けかけた歯を元に戻す「再石灰化」を促進する作用もあります。初期の虫歯であれば、削らずに治る可能性も高まるため、子供の歯を自然に守ることができる貴重な予防手段です。また、虫歯菌が酸を作る働きを弱める効果もあるため、虫歯の進行そのものを抑える役割も担っています。

特に生えたばかりの永久歯(幼若永久歯)は、2〜3年かけて成熟するまで虫歯に非常に弱い時期。フッ素塗布を継続することで、このデリケートな期間を安全に乗り切ることができます。

・年齢ごとに見る「いつから」「どのくらい」フッ素を使うべき?

フッ素塗布は、乳歯が生えてくる生後6か月頃から開始できます。最初はご家庭での低濃度フッ素(歯磨き粉)を使い、歯科医院では3〜4か月に一度のフッ素塗布で歯質を強化していくのが一般的です。特に1〜3歳は虫歯リスクが急激に上がるため、その時期にフッ素を習慣化しておくことが将来の虫歯予防につながります。

幼児期は「仕上げ磨き+自宅フッ素」、小学校に入る頃からは「本人磨きのレベルアップ+プロのフッ素塗布」が重要です。この時期は奥歯が次々と生えてきて磨き残しが増えるため、フッ素を継続して歯を守っていく必要があります。

フッ素は“定期的に続けることで効果を最大限に発揮する”予防法です。歯磨きだけでは防ぎきれない子供特有のリスクを補うためにも、歯科医院でのフッ素塗布はとても心強い存在です。

次の項目では、フッ素と並ぶもう一つの重要な予防処置「シーラント」について、具体的な役割とメリットを詳しくご紹介していきます。

3. シーラントってどんな処置?乳歯・幼若永久歯を守る強い味方

・見えないところから進む“奥歯の虫歯”の恐ろしさ

「前歯は毎日よく見てチェックしているのに、気づいたら奥歯の溝に虫歯ができていた…」という経験はありませんか?実は、子供の虫歯の多くは“奥歯の噛む面”から発生します。特に6歳頃に生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)は、歯磨きが最も難しい歯と言われています。

奥歯の溝はとても深く、形も複雑で、歯ブラシの毛先が入らないほど細い部分もあります。そのため、食べかすや細菌が溜まりやすく、たとえ毎日しっかり磨いていても磨き残しが起こりやすい場所なのです。そして、虫歯はこの溝の奥でこっそりと進行してしまうため、保護者の方が気づく頃には穴が開いてしまっていることも珍しくありません。

特に生えたばかりの永久歯は石灰化が不十分で、歯の質自体がまだ柔らかいため、虫歯の進行が非常に速いのが特徴です。そのため、早い段階で「物理的な予防策」を取ることがとても大切になります。

・シーラントは“削らずに”奥歯の溝を守る予防処置

シーラントは、虫歯になりやすい奥歯の溝をプラスチック樹脂(レジン)でコーティングし、汚れや細菌が入り込まないようにする予防処置です。

最大の特徴は“歯を削らずに行える”ということ。歯の表面を丁寧に清掃し、専用の薬剤を塗布したあと、白いレジンを溝に流し込み、光で固めるだけというシンプルで痛みのない方法です。小さなお子さまでも負担が少なく受けやすい処置として広く行われています。

シーラントは乳歯にも永久歯にも使用できますが、特に効果が高いのは“幼若永久歯”と呼ばれる生えたばかりの永久歯です。この時期の歯は汚れがつきやすく、虫歯菌の影響を受けやすい状態にあるため、シーラントで溝をしっかりと封鎖することで、虫歯のリスクを大幅に下げることができます。

・どのくらい長持ちする?剥がれる理由と定期検診の重要性

シーラントは非常に有効な予防処置ですが、永久的に持つものではありません。子供の成長にともなって噛み合わせが変化したり、日常生活の中でレジンが摩耗することで、数か月〜1年ほどで一部が剥がれてくることがあります。

「剥がれてしまったら意味がないのでは?」と思われることもありますが、実際には“定期的にチェックしながら必要に応じて補修する”ことで長期的な効果が維持されます。歯科医院ではレーザー虫歯診断器などの機器を使って、シーラントの下に虫歯ができていないか、剥がれはないかを丁寧に確認します。

また、シーラントをしていても、歯と歯の間や歯ぐきとの境目から虫歯になる可能性はあるため、日常の歯磨きやフッ素塗布と組み合わせて使うことが重要です。“シーラントだけで完全に虫歯を防げるわけではない”という点を理解したうえで、家庭と歯科医院の二人三脚で予防を進めていくことが理想的です。

シーラントは「虫歯になりやすい部位を物理的に守る」という明確な役割を持ち、特にお子さまの虫歯リスクが高い時期には非常に効果的な方法です。次の項目では、このシーラントとフッ素の違い、そしてなぜ“両方を組み合わせること”が予防として最も優れているのかを詳しく解説していきます。

4. フッ素とシーラントはどう違う?役割の違いを明確に知る

・「どちらが良いの?」保護者が迷いやすい2つの予防法

子供の虫歯予防で代表的な方法といえば“フッ素塗布”と“シーラント処置”。しかし、保護者の方からは「どちらをやればいいの?」「フッ素だけではダメ?」といった質問をいただくことが多くあります。

実は、この2つは「どちらか一方」という関係ではなく、役割が全く異なります。例えるなら、フッ素は“歯そのものを強くする栄養補給”、シーラントは“弱い部分に鎧をつける防具”のようなもの。性質の違う2つだからこそ、組み合わせることでより効果的な予防ができるのです。

子供の歯は大人の歯に比べて虫歯の進行が早く、特に乳歯や幼若永久歯は酸に弱いという特徴があります。この状況を踏まえると、フッ素で歯の強さを底上げしつつ、虫歯になりやすい“奥歯の溝”にはシーラントで物理的なガードをするという二重のアプローチが理想的と言えます。

・フッ素は「歯質を強くする」、シーラントは「汚れの侵入を防ぐ」根本的な役割の違い

まずフッ素の役割は、“歯の構造そのものを強化すること”です。フッ素は歯の表面のエナメル質に取り込まれ、酸に溶けにくい状態へと変化させる働きがあります。また、初期虫歯が起こった場合でも、再石灰化を促して元に戻す作用があるため、削らずに済むケースを増やすとても大切な予防法です。

一方シーラントは、“虫歯ができやすい場所を物理的に保護する”ことが目的です。特に奥歯の噛む面は深い溝があり、ここにプラスチック樹脂を流し込んで固めることで、汚れや細菌が入り込む隙間をなくします。つまり、フッ素が歯質そのものを強化するのに対し、シーラントは「弱点をふさぐ」役割を果たします。

この2つの特徴は補完関係にあり、どちらが優れているというものではありません。たとえば、歯と歯の間はシーラントでは守れませんが、フッ素なら虫歯リスクを下げることができます。逆に、奥歯の深い溝はフッ素だけでは守りきれませんが、シーラントなら汚れの侵入を防げます。このように、両方を組み合わせることで広い範囲をカバーでき、虫歯予防が格段に強化されるのです。

・なぜ「併用」が最強なのか?子供の歯だからこその2段階予防

子供の歯が大人よりも虫歯になりやすいのは、エナメル質が薄く、歯質がまだ未熟だからです。そのため、フッ素で歯を強くする“基礎づくり”は欠かせません。特に幼若永久歯は生えてから2〜3年ほど酸に弱い時期が続くため、この期間にこそフッ素の継続が大きな効果を発揮します。

しかし、フッ素だけでは奥歯の溝に潜む虫歯のリスクは完全に防げません。そこで登場するのがシーラントです。溝に汚れが入り込む入口を覆うことで、最も虫歯になりやすい部分を直接守ることができます。まさに“弱点にふたをする”ようなイメージです。

さらに、シーラントは歯を削らないため痛みがなく、小さなお子さまでもリラックスして受けやすいメリットがあります。ただし、成長に伴う噛み合わせの変化で剥がれることがあるため、3〜4か月ごとの定期検診で状態をチェックし、必要に応じて補修を行うことが大切です。

フッ素とシーラントの併用は、“歯を強くするケア”と“弱点を守るケア”の両方を同時に行える、子供の虫歯予防における最も効果的な組み合わせです。次の項目では、この2つの予防処置を「いつから始めるべきか」、年齢ごとの最適なタイミングについて詳しく解説していきます。

5. 年齢別に見る「いつから始める?」子供の予防ケアの最適タイミング

・乳歯が生え始める0歳〜3歳は“虫歯予防の基礎をつくる時期”

フッ素塗布やシーラントは「何歳から始めればいいの?」と質問をいただくことが多いですが、実は予防ケアは乳歯が生える0歳6か月頃からすでにスタートできます。

まず重要なのは、0〜3歳は“虫歯菌が定着しやすい時期”であるということです。この時期に甘いものをダラダラ食べる習慣がついたり、仕上げ磨きを怠ったりすると、虫歯菌が一気に増えてしまいます。そこで役に立つのが低濃度フッ素入り歯磨き剤です。毎日の仕上げ磨きと併用することで、乳歯の表面を酸に強い状態へ導いてくれます。

とはいえ、この時期は「口を開けてくれない」「動いてしまってうまく磨けない」といった悩みが尽きません。だからこそ、歯科医院で3〜4か月ごとの定期検診を受け、プロによるフッ素塗布を行うことで、虫歯予防の土台がしっかりと育っていきます。乳歯は永久歯の場所を確保する大切な役割があるため、早期に予防を始めることで将来の歯並びにも良い影響を与えることができます。

・混合歯列期(6〜12歳)は“最も虫歯リスクが高い時期”

6歳前後になると、乳歯と永久歯が入り混じる「混合歯列期」に入ります。この時期は、虫歯リスクが子供時代で最も高くなるタイミングです。理由は大きく3つあります。

1つ目は、生え始めの永久歯(幼若永久歯)が石灰化不足で非常に虫歯に弱いこと。2つ目は、奥歯の溝が深く磨き残しが増えること。3つ目は、自分で磨くようになることで仕上げ磨きの精度が落ちやすいことです。

この時期にとくに重要となるのが“フッ素塗布の継続”と“シーラント処置”です。フッ素で歯質を強化しつつ、奥歯の溝をシーラントで保護することで、最もリスクの高い6歳臼歯や12歳臼歯をしっかり守ることができます。

また、混合歯列期は歯列が大きく変化するため、咬み合わせのバランスが崩れやすい時期でもあります。歯列のデコボコによる磨き残しが虫歯につながることもあるため、定期的な歯科検診で歯並びの状態をチェックしながら予防ケアを進めることが欠かせません。

・永久歯列期(12歳以降)は“習慣を固めて一生の健康へつなげる時期”

永久歯が生えそろう12歳以降は、虫歯リスクが落ち着いてくる一方で「生活習慣」によって差がつき始める時期でもあります。部活動や勉強で忙しくなると、歯磨きを短縮しがちになったり、スポーツドリンクを飲む機会が増えたりと、気づかないうちに虫歯リスクが上がることがあります。

この時期には、定期的なフッ素塗布で歯質を強化し続けることに加え、「磨き残しを自分でコントロールする習慣」を身につけていくことが大切です。中高生に多いのが、歯と歯の間の虫歯や、歯ぐきの境目の磨き残しによるトラブル。そこで、歯科医院では染め出しを使ったブラッシング指導や、必要に応じたシーラントの再処置など、年齢に合わせた予防プランを提供します。

この段階で予防ケアを習慣化できると、大人になってからの虫歯や歯周病のリスクが大幅に減り、一生の口腔健康につながります。まさに“今の習慣が未来の歯をつくる”といえる大切な時期です。

次の項目では、ご家庭でできるケアと歯科医院で行うプロのケアの違いについて、保護者の方が実践しやすい形でわかりやすく解説していきます。

6. ご家庭でできる虫歯予防と、歯科医院で行うケアの違い

・家庭でのケアは“毎日の積み重ね”がすべてを決める

子供の虫歯予防の基本は、やはりご家庭での毎日の習慣です。特に0〜10歳の時期は、自分で完璧に磨けるお子さまはほとんどいないため、「家庭でのケアが7〜8割を担う」と言っても過言ではありません。

まず大切なのは、毎日の歯磨きです。子供自身が磨いた後に保護者が仕上げ磨きをすることで、歯と歯の間や奥歯の溝などの磨き残しをしっかりとカバーできます。とくに6歳臼歯は半分ほど歯ぐきに埋まったまま生えてくるため、汚れが溜まりやすく、毎日のケアが欠かせません。

さらに、おやつの取り方も虫歯予防には非常に重要です。ダラダラ食べや砂糖の多い飲料は口の中を酸性状態に傾け、虫歯菌が活動しやすい環境をつくってしまいます。一方で、時間と量を決めて食べる“メリハリのある食習慣”を身につけるだけで虫歯リスクは大きく下がります。

また、ご家庭でのフッ素入り歯磨き剤の使用や、必要に応じたフロスの併用も効果的です。これらの“日々の積み重ね”が、虫歯をつくらない基本の土台になります。

・歯科医院では“家庭ではできない専門ケア”で虫歯リスクを大幅に低減

一方、歯科医院で行うケアは「家庭ではできない領域」をカバーする役割を持っています。代表的なのがフッ素塗布とシーラントですが、医院で使うフッ素は家庭用より高濃度で、歯質を強化する効果がより高く発揮されます。

また、シーラント処置は奥歯の深い溝を樹脂で封鎖する専門的な予防法で、家庭では絶対に行えません。乳歯や幼若永久歯の虫歯リスクが高い時期には、とても心強い手段となります。

さらに、歯科医院では視診だけでなく、レーザー虫歯診断器やレントゲンによって目では見えない虫歯の初期段階を正確に把握できます。特に歯と歯の間の虫歯は自覚症状が出にくいため、医院でのチェックは欠かせません。

加えて、歯並びや噛み合わせの変化も専門的に観察することができます。混合歯列期は歯が動きやすく、わずかな歯並びの変化が磨き残しを招くこともあるため、予防の観点からも“定期的な専門チェック”はとても重要です。

・家庭と歯科医院の二人三脚が“最も効果的な虫歯予防”をつくる

虫歯予防は「家庭だけ」「歯科医院だけ」のどちらか一方では十分とは言えません。この2つがうまく組み合わさることで、初めて高い予防効果を発揮します。

家庭でのケアは毎日の積み重ねで虫歯の原因を減らし、歯科医院での専門的なケアは家庭でカバーしきれない部分を補強します。とくにフッ素塗布とシーラントは医院の予防処置だからこそ実現できるもので、家庭ケアと組み合わせることで虫歯リスクを大幅に抑えられます。

また、歯科医院の定期検診では、虫歯の早期発見だけでなく、磨き残しの癖や食習慣の改善ポイントを保護者と共有することも可能です。これは、家庭でのケアの質を高めるためにも非常に有効です。

つまり、家庭と歯科医院が連携することで“虫歯になりにくい環境”をつくることができ、子供の歯を長期的に守ることができます。次の項目では、フッ素やシーラントにまつわる誤解や不安について、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説していきます。

7. フッ素とシーラントの誤解と正しい知識

・「フッ素は危ない?」その不安の正体を科学的に解説

インターネットやSNSでは「フッ素は身体に悪い」という情報が時折見られ、不安に感じる保護者の方も多いかと思います。しかし、歯科医院で使用されるフッ素は、世界の歯科医学会や公的機関が安全性を認めている濃度と方法で用いられており、適切に使用する限り子供の健康に害を及ぼすものではありません。

フッ素に関する「危険」という話の多くは、飲料水中に非常に高濃度のフッ素が含まれている地域での健康問題を引用したものです。しかし日本の歯科医院で扱うフッ素は、それとは比較にならないほど低い濃度で、歯の表面に短時間触れさせるだけ。身体に取り込まれる量はごくわずかなため、全身への影響が出ることはありません。

むしろフッ素は、初期虫歯の進行を抑えたり、歯質を強化したりと、科学的に証明された多くのメリットを持っています。不安を抱かず、安心して受けていただける予防処置です。

・「シーラントをしても虫歯になる?」正しい理解と注意点

シーラントに関しては、「シーラントをしているのに虫歯になった」という声を耳にすることがあります。しかし、これはシーラント自体が無効だったのではなく、シーラント“だけ”では歯全体を守れないという特性によるものです。

シーラントがカバーできるのは、あくまで奥歯の溝の部分のみです。歯と歯の間や歯ぐきとの境目は保護できないため、これらの部位は引き続き日々の歯磨きやフッ素の力が必要になります。また、シーラントは永久的に固定されるものではなく、噛み合わせや成長により、部分的に剥がれることがあります。剥がれてしまった部分から汚れが入り込むと、その隙間から虫歯が進行してしまう場合があるのです。

しかし、これは“定期的にチェックし適宜補修すれば防げるトラブル”です。歯科医院ではレーザー診断器などを用いてシーラントの下に虫歯がないか、剥がれがないかを確認し、必要に応じて再コーティングを行います。この管理を継続することで、シーラントは非常に高い虫歯予防効果を発揮します。

・不安や誤解をなくすことで、より効果的な予防につながる

フッ素やシーラントに対する誤解があると、本来受けられるはずの予防効果を十分に享受できず、虫歯リスクが高まってしまうことがあります。特に子供の歯は虫歯の進行が非常に早いため、「不安だから何もしない」という選択は、後々大きな治療リスクにつながる可能性があります。

大切なのは、正しい知識を得たうえで“適切な予防プランを選ぶこと”です。フッ素は歯質を強くする基礎的な予防法であり、シーラントは虫歯リスクの高い部位に対して効果を発揮する補助的な予防法。どちらも役割が異なり、決して代替できるものではありません。

さらに、家庭でのケアと歯科医院での専門ケアを組み合わせることで、虫歯リスクを大幅に下げることができます。誤解や不安を取り除き、積極的に予防に取り組める環境を整えることが、お子さまの将来の歯を守る第一歩です。

次の項目では、シーラントを施したのに虫歯ができてしまう原因や、定期的なフォローがなぜ欠かせないのかについて、さらに詳しく解説していきます。

8. シーラントをしたのに虫歯になるのはどうして?本当に必要な“定期管理”

・シーラントは万能ではない?虫歯ができてしまう仕組みを理解する

「シーラントをしたはずなのに、虫歯になってしまった…」
そんな経験をお持ちの保護者の方は少なくありません。しかし、これはシーラントが効果がないという意味ではなく、シーラントの“特性を正しく理解できていないこと”が原因になっている場合が多いのです。

まず知っておきたいのは、シーラントが守れるのは“奥歯の噛む面の溝”だけであるということ。歯と歯の間、歯ぐきとの境目はカバーできないため、そこは日々の歯磨きやフッ素の力が必要です。さらに、シーラントの下に汚れが入り込むと、見えないところで虫歯が進行することもあります。これは、シーラントが部分的に剥がれたり、磨き残しが続いたりすることで起こる現象です。

つまり、シーラントは「虫歯になりやすい場所を守るためのバリア」であり、これ自体が虫歯を完全に防ぐわけではありません。しっかりと機能させるためには、家庭でのケアと歯科医院でのチェックを組み合わせることが不可欠です。

・剥がれるのは当たり前?成長・噛み合わせ変化によるシーラントの寿命

シーラントはどれくらい持つのか?という質問はよくいただきます。実際のところ、シーラントは永久的に歯にとどまるものではありません。子供の成長は早く、噛み合わせもどんどん変化していきます。その過程で、シーラントの樹脂が摩耗したり、部分的に剥がれたりすることはごく自然な現象です。

特に、幼若永久歯は高さも形も成長途中であり、噛む力の加わり方が変化するため、3〜6か月の間に剥がれることもあります。しかしこれは決して“失敗”ではありません。むしろ、シーラントを施すことで溝に汚れが入りにくくなり、剥がれたとしてもその期間中の虫歯リスクは確実に下がっています。

問題は、剥がれたことに気づかず放置してしまうことです。剥がれた境目に食べかすや細菌が入り込むと、その下で虫歯が進行することがあります。だからこそ、シーラントは「施して終わり」ではなく、成長に合わせて“メンテナンスしていく処置”として考えることが大切なのです。

・シーラントを最大限活かすためには“定期検診”が欠かせない

シーラントが最も効果を発揮するのは、定期検診とセットで継続した場合です。歯科医院では、シーラントが剥がれていないか、溝の部分に汚れが入り込んでいないか、シーラントの下で虫歯が進行していないかを専用の器具やレーザー診断器を使って慎重にチェックします。

もし剥がれが見つかった場合は、その場で再度コーティングが可能です。数分で終わる簡単な処置なので、子供への負担もほとんどありません。また、定期検診では歯と歯の間の虫歯や、歯並びによる磨き残しの増加、食習慣の癖など、家庭では気づきづらい問題点を総合的に確認していきます。

シーラントを「長持ちさせること」が目的ではなく、「必要なタイミングで再コーティングしつつ、虫歯ゼロを継続すること」が本来の目的です。そのため、3〜4か月に一度の定期検診が最適とされています。

シーラントは確かに強力な虫歯予防法ですが、定期管理があってこそ真価を発揮します。次の項目では、実際の歯科医院での予防処置の流れを、はじめて受診する保護者の方にもわかりやすい“診療ストーリー”としてご紹介していきます。

9. 実際の診療現場ではこう進む!初診〜予防処置のストーリー

・初診は「不安を解消する時間」から。まずは丁寧なカウンセリング

お子さまの歯科受診では、虫歯予防よりも先に「怖がらせないこと」がとても重要です。初診時には、いきなり治療を始めるのではなく、まず保護者の不安をていねいに聞き取り、現在の生活習慣や歯磨きの状況、気になっている点を共有します。

「仕上げ磨きがうまくできない」「甘いものをほしがる」「奥歯が磨けているか不安」など、日常で感じている悩みを遠慮なく話していただくことで、医院側はお子さまの虫歯リスクをより正確に把握できます。

そして、お子さま本人には診療室の雰囲気に慣れてもらい、器具を見せたり触ってみてもらったりしながら、“歯医者さんは怖いところじゃない”という印象づくりを行います。これにより、初めての受診でも自然とリラックスして診療に臨むことができるようになります。

・虫歯リスクを徹底チェック!視診・レントゲン・レーザー診断で正確に把握

カウンセリングのあとは、お子さまのお口の状態を詳細にチェックします。まずは視診で乳歯・永久歯の生え方、磨き残しの多い部位、歯ぐきの炎症の有無などを確認します。

次に必要に応じてレントゲンを撮影します。特に歯と歯の間の虫歯は肉眼では見えないことが多いため、レントゲンは早期発見に欠かせません。また、レーザー虫歯診断器を使うことで、目では確認できない初期虫歯を数値化して判断できます。

さらに、シーラントが必要な奥歯の溝の深さや汚れの付着具合もチェックし、今後どのような予防プランが適切かを診断します。この段階で、お子さまがどの程度虫歯になりやすいのか、どれくらいの頻度でフッ素塗布が必要なのか、シーラントをするべき時期なのかが明確になります。

・予防処置へ。フッ素塗布・シーラント・歯磨き指導まで一人ひとりに最適なプランを提供

診断結果にもとづき、最適な予防処置を行います。まず、初期虫歯がある場合や歯質を強化したい場合にはフッ素塗布を行います。歯科医院で使用するフッ素は家庭用より高濃度で、短時間で効果が発揮されるのが特徴です。塗布自体は痛みもなく、数分で完了します。

奥歯の溝が深く虫歯リスクが高い場合は、シーラントを行います。歯の表面をきれいにクリーニングしたあと、特殊な薬剤で表面を処理し、レジン(樹脂)を溝に流し込んで光で固めます。処置はシンプルでほとんど痛みがありませんが、これによって虫歯リスクは大きく下がります。

さらに、日常ケアの質を高めるために、歯科衛生士による歯磨き指導も行います。磨き残しの多い部分を染め出して確認したり、年齢や歯並びに合わせた“その子に最適な磨き方”をアドバイスしたりと、家庭でのケアがよりスムーズになるようお手伝いします。

最後に、次回の定期検診のタイミングをお伝えし、成長に合わせた予防の計画を立てていきます。予防処置は一度で終わるものではなく、3〜4か月に一度のプロケアを継続することで虫歯リスクが大幅に下がります。

次の項目では、今日からご家庭でできる予防習慣と、歯科医院で予防を始める意味について、保護者の方に寄り添った形で詳しくご紹介していきます。

10. 子供の歯を守るために、今日から始められる最初の一歩

・今日からできる家庭での “小さな習慣” が未来の歯を守る

子供の虫歯予防というと、「難しそう」「特別なことをしないといけない」と思われがちですが、実は今日からご家庭でできる小さな習慣が、未来のお口の健康を大きく変えます。その第一歩は“毎日の仕上げ磨き”です。どんなに丁寧に磨いているつもりでも、子供だけではどうしても磨き残しが出てしまいます。とくに奥歯の溝や歯と歯の間は、小さな子どもには磨きにくいエリアです。

仕上げ磨きの際には、歯ブラシの角度を変えながら、奥歯の噛む面や歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことがポイントです。また、寝る前の歯磨きは特に重要で、口の中が乾燥し虫歯菌が活動しやすい夜間に備えて、汚れを残さずにおく必要があります。加えて、砂糖を含むお菓子や飲料を“ダラダラ摂取しない習慣”を身につけることで、虫歯リスクは確実に下がります。時間を決めておやつを食べるだけでも、虫歯になりにくい環境をつくれます。

・歯科医院での定期検診は「虫歯を作らないための時間」

家庭での習慣が予防の土台を作る一方で、歯科医院での定期検診はその土台をより強固にする役割を担っています。3〜4か月ごとの定期検診では、虫歯がないかだけでなく、磨き残しの癖、食習慣の見直し、生え変わりの状況、歯並びの問題など、家庭では気づきにくい細かな点まで専門的にチェックします。

また、医院で行うフッ素塗布は家庭用の数倍の効果があり、初期虫歯の再石灰化を促すことで、削らずにすむ可能性が高まります。奥歯の溝が深く、磨いても汚れが残りやすい場合には、シーラントで“物理的なバリア”を作ることも可能です。これらの処置は短時間・無痛で行えるため、小さなお子さまでも安心して受けられます。

さらに、レーザー虫歯診断器を用いた精密チェックにより、目では見えない初期虫歯やシーラント下の虫歯の有無も確認できます。これは家庭では絶対にできない部分であり、歯科医院でのプロケアの大きなメリットです。

・予防は“未来のプレゼント”。保護者にこそ知ってほしい大切なこと

虫歯予防は、ただ虫歯を防ぐだけでなく、子供の成長や生活の質にも深く関わっています。痛みや治療のストレスを避けられるだけでなく、笑顔で食事を楽しめること、学校生活やスポーツに集中できること、将来の歯並びが整いやすくなることなど、メリットは計り知れません。

しかし、予防は一度きりではなく“長く続けていくもの”です。家庭での毎日のケアと、歯科医院での定期的なプロケアを組み合わせることで、お子さまの歯は格段に守られやすくなります。これはまさに、将来の健康を守る「最高のプレゼント」と言えるでしょう。

「うちの子、虫歯ができやすいかも」「仕上げ磨きが難しい」「甘いものをやめさせられない」など、どんな悩みでも大丈夫です。歯科医院は“治療する場所”であるだけでなく、“子供の成長を一緒に支える場所”です。気になることがあれば、いつでも気軽に相談してください。

これまでの項目でお伝えしたフッ素、シーラント、家庭のケア、定期検診のすべてが組み合わさって、初めて強固な虫歯予防が実現します。今日からできる小さな一歩が、お子さまの未来の歯をしっかり守ってくれるはずです。

監修:松本デンタルオフィスforキッズ
所在地:東京都東大和市向原4丁目1−2
電話:042-569-8127

*監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィスforキッズ
ドクター 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
2025年 医療法人社団桜風会松本デンタルオフィスforキッズ 開院予定

*所属学会
日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

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